2011/12/15更新
本年度三回目の京都市教職員対象「京都伝統産業・文化研修講座」を開催
京都市の教職員を対象とした「京都伝統産業・文化研修講座(いけばな)」が12月9日に実施され、池坊中央研修学院教授、野田学氏が指導を担当しました。
当日のテーマは、『花と暮らす』。
池坊、すなわちいけばなが来年2012年で、『壁山日録』の記録から550年の記念の年になることをふまえ、「550年間、ずっと同じ作品をいけてきたわけではなく、その時代時代に合った新しい作品を生み出してきた。いけばなは生活や環境と密接な関係にある」、「いけばなは芸術ではなく文化。日本の心、言うなれば聖徳太子の和の精神が息づいている」として、フラワー アレンジメントといけばなの違いについても説明。「アレンジメントは作って売ることができる、つまりビジネスとして成立するのに対し、いけばなは売ることができない。作品を通した人と人との触れ合いである」
「『生け花』という漢字が示すように、いけばなは命を生み出すもの。
人を育てる職業に就かれているみなさんだからこそ、触れ合いを大切にしてほしい」との内容に、受講者たちは大きくうなずきながら講義に聞き入っていました。
今回の実技は、床の間のないご家庭に飾っても ぴったりのミニチュア自由花。
ミニチュア自由花とは、A4の紙を半分に折った大きさにすべてがおさまる、2003年に考案された生け方です。
受講者たちはクリスマスをテーマにした、赤のカーンーション、白のアルストロメリア、ソリダゴ、レザーファンを、フィルムケースに楽しくいけました。
終了後、持ち帰り用の箱が配布されると、受講者は大切におさめて持ち帰りました。
京都市教職員の研修は、本年も三回行われ、今回で終了となりました。
「小さな作品でも、お花のある暮らしを贈ろうと思います」「楽しかったです!来年もまた参ります」などと笑顔で話 しかけてくだったのが印象的でした。
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実技の様子 |
出来上がったミニチュア作品 |


