|
平成23年度旧七夕会池坊全国華道展 2011年11月9日(水)〜 14日(月)/会場:京都高島屋 2011年11月11日(金)〜 14日(月)/会場:京都・池坊 |
![]() |
2011/12/22更新
■いけばな池坊550年祭オープニング「平成23年度旧七夕会池坊全国華道展」開催レポート
いけばな池坊550年祭の開幕となる『いけばなの夜明け Ikenobo On the rise』平成23年度旧七夕会(きゅうたなばたえ)池坊全国華道展が
平成23年11月9日(水)から14日(月)まで京都高島屋グランドホールで、12日(金)から15日(月)まで京都・池坊で、
総数1600点ものいけばな作品を展示し盛大に開催されました。
この記念すべき花展には全国から大勢の会員が集まり、近年では最高の入場者を記録するなど、高島屋会場、池坊会場とも大いに
賑わいました。
■550年祭の開幕を祝う開会式
高島屋会場での開会式には、550年際の門出を祝い山田啓二京都府知事、門川大作京都市長をはじめ、新聞各社のご来賓出席の
もと華やかにテープカットが行われ、2012年11月の旧七夕会花展までの1年間に及ぶ「池坊550年祭」が開幕しました。
開会式のなかで華道家元四十五世池坊専永は「我が国の伝統文化をこれからも大切に伝えてきたい」と挨拶を述べ、
ご祝辞をいただいた山田啓二知事からは「こういう厳しい時代だからこそ次世代にいけばなを、美しい日本の文化を繋げて
頂きたい」とのお言葉を、門川市長からは「1462年の京都は、3年前に賀茂川の大洪水、前年には大飢饉で8万2千人が亡くなった。
そして応仁の乱に突入する直前という厳しい年だった。そこで生まれたいけばなは人々の心を癒し、勇気を与えたことだったで
しょう」とのお言葉をいただき、会場には多くの報道陣と池坊関係者が集まり、この記念すべき年のスタートを見届けました。
![]() |
![]() |
| テープカットの様子 | 家元の作品巡視 |
[京都高島屋会場]
京都高島屋会場では家元、次期家元の渾身の超大作や、550年前のいけばなを再現した伝承コーナー、開放的かつ変化に富んだ 魅力的な作品展示が好評をいただきました。■家元池坊専永、次期家元池坊由紀の渾身の大作
四十五世家元池坊専永は、刻々と変化する光の中にしゃぼん玉が舞う、幻想的な自由花の大作を展示。色とりどりの光に染まった
器に浮かぶ紅葉の葉、虫の音とともに様々な秋草が織り成す情景は、こどもの頃に見た、夢のなかの風景をあらわしたかのようで
した。
![]() |
| 華道家元四十五世 池坊専永 |
![]() |
![]() |
一方、次期家元池坊由紀の作品は、トラスの櫓にセットされた照明が変化して、まるでライブコンサートのステージから
音が飛び出してきたかのような大作を展示し、注目を集めていました。
![]() |
| 次期家元 池坊由紀 |
![]() |
![]() |
■池坊550年祭コーナー(伝承コーナー)
池坊中興の祖である専慶が活躍した室町時代の「花王以来の花伝書」に描かれた「立て花」、江戸時代の「立花図屏風」
(ともに池坊いけばな資料館所蔵)に描かれた作品の再現を中心に、和の美の原点ともいえる室町文化のなかで誕生し、
その理念が確立された時代の「いけばな」の流れを紹介しました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 真の立花 教学委員 瀬島弘秀 |
コーナーの様子 | 花王以来の花伝書の再現 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 立花図屏風の再現 教学委員 秋野 仁 |
立花図屏風の再現 教学委員 中村福宏 |
立花図屏風の再現 教学委員 森部 隆 |
■支部席をはじめ、変化に富んだ開放的な会場
高島屋会場では入口を入ると、3人一組でテーマに沿った調和のとれた作品を展示する「支部席」で入場者をお迎え。
今回は研究員が制作を担当した花遊び「遊心」、伝承コーナーに続いて会場奥のグランドホールでは、天井の高さを生かした
明るく開放的な空間に、自由花を中心に様々な池坊いけばなのスタイルを「置く」「吊る」「掛ける」様々な見せ方で披露しました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 田中秀林 | 教学委員 伊貝玉永 | 教学委員 香月義則 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 竹内稔晴 | 教学委員 野田 学 | 遊心コーナー 研究員 村上謙治、土屋郁剛 |
![]() |
![]() |
| 三人一組の支部席 | グランドホールの開放的な会場 |
![]() |
![]() |
| おしゃれな小品自由花のコーナー | 復興の祈りがテーマの高島屋1階の大作 研究員 石渡雅史(左)、笹山安文(右) |
■青年部コーナー「運命の映画」
青年部代表池坊美佳とともに、全国から集まった青年部会員が、運命的に出逢った心に残る忘れられない映画のシーンを、
いけばな作品で表現しました。
往年の名画から最新作まで、感動のワンシーンが作者のコメントともに紹介されました。
![]() |
![]() |
| 『ニューシネマパラダイス』がモチーフ 青年部代表 池坊美佳 |
いろんな名画のワンシーンがいけばなに |
[池坊会場]
池坊会場では道場の家元、次期家元の凛とした立花新風体、気鋭のコンクール展、特別企画「絆−花の力」などの作品展示に加えて、 六角堂での次期家元の献華、華道関係先哲物故者法要、Ikenobo花の甲子2011全国大会園、記念式典、講演会など、 様々な行事が行われました。■伝統と格式の家元道場花席
いけばな発祥の地・六角堂のほとりに建つ家元道場では、華道家元四十五世池坊専永、次期家元池坊由紀の凛とした立花新風体が
展示されたほか、全国各地の高弟の作品が展示されました。
![]() |
![]() |
| 華道家元四十五世 池坊専永 | 次期家元 池坊由紀 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 名誉教授 野田唐峯 | 名誉教授 山本友昭 | 名誉教授 杉原青坡 |
■旧七夕会池坊全国華道展支部選出コンクール
アメリカからの会員も参加して個人の部、団体の部あわせて189名で行なわれた伝統ある旧七夕会の支部選出コンクールでは、
家元、次期家元、教学委員による厳正な審査の結果、個人の部最高位の特選に池坊三井筑紫支部 久保 ヒサ子氏が入選し、
団体の部は池坊三井筑紫支部がみごと優勝に輝きました。
それぞれの作品には教学委員による丁寧な寸評が添えられ、会場は研究熱心な大勢のいけばなファンであふれていました。
平成23年度 旧七夕会 池坊全国華道展 コンクール 入賞者
![]() |
![]() |
| 緊張みなぎるコンクールいけこみの様子 | 「特選」受賞作品 |
■特別企画「絆−花の力」
明日への希望や光を花からもらった…。岩手県・宮城県・福島県の会員が、3.11のあの日からの8ヶ月の間に経験したことや想いを、
メッセージとともに作品にあらわして展示しました。
支援をいただいた名も知らぬ方々へのお礼の言葉や、苦しい時に支えてくれた花や友人への感謝の気持などそれぞれの想いが
綴られ、花の持つ力、花を愛する人の輪が明日への希望の光へと結びついていったことが紹介されました。
![]() |
![]() |
| 特別企画「絆−花の力」コーナー | 花の甲子園の出場生徒も祈りをこめて合作を制作 |
■池坊のあらゆる様式の作品を展示
池坊会場にも、教学委員による最高レベルの作品が多数展示され注目を集めました。さらに、学術研究室選抜席では、
間口2.7メートルの花席にクラス毎に趣向を凝らした展示が行われ、こちらも注目を集めていました。
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 上津原将仁 | 教学委員 柴田英雄 | 教学委員 堤 裕眞 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 松永 滋 | 教学委員 古川守彦 | 教学委員 東 勝行 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 三浦友馨 | 教学委員 井上三郎 | 教学委員 小林清高 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 西田 永 | 教学委員 小林義子 | 教学委員 清水新一 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 教学委員 龍 徹 | 教学委員 井口寒来 | 池坊(WEST18)会場 |
■池坊会場では550年祭に相応しく多くの行事が開催されました
いけばな発祥の地・六角堂では、西国三十三所札所の全寺院に花を献じる『祈りの花 −いけばな池坊 西国札所総献華』の
第1回目として、11日(金)に次期家元池坊由紀が献華を行い、続いて華道関係先哲物故者法要が営まれました。
同じく11日(金)には記念式典が、13日(日)には高校生のいけばな公開コンクール『Ikenobo花の甲子園2011』全国大会が
開催され、北海道江別高等学校がみごと最優秀校に輝きました。
![]() |
![]() |
| 六角堂での次期家元池坊由紀の献華 | Ikenobo花の甲子園2011 全国大会 |
■平成23年度旧七夕会池坊全国華道展 関連記事
池坊会場もスタート!支部選出コンクール展入賞者の発表!池坊由紀が六角堂で献華を実施。3年かけ西国三十三所札所全てを献華巡礼
Ikenobo花の甲子園2011全国大会レポート
























































