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全国47都道府県のいけばなとは

全国いけばな作品一覧

福井県

訪問日 2011年12月12日(月)
訪問先 福井県県庁 知事応接室 西川一誠知事
福井県の花 水仙
全国訪問スケジュール

※役職名等は当時の情報です。

2011/12/14更新

550年祭企画 『全国47都道府県のいけばな』西川一誠福井県知事を表敬訪問

今回の訪問先は福井県。12月12日に西川一誠知事を表敬訪問しました。

日本水仙の三大群生地といわれる福井県の特産である『水仙』は、平安末期に中国から伝来し、日本の習俗とも深く係わり、その歴史を飾ってきました。
いけばなの成立期とされる室町時代の記録にも、その名が見られます。この時代の「いけばな」が成立する過程において、花材として水仙が重用されるようになりました。池坊の古くから伝わる花伝書にも、「陰の花 水仙に限る」と記されており、冬季の花の最上として、白い袴に包まれた細長い葉の間から花茎が伸び、美しく咲く白い花が馥郁と芳香を放つ気高さを、花瓶の上に表します。

この度、福井県 西川一誠知事へ献上した花形は、立花です。立花は、池坊の中で最も古く成立した様式で、様々な種類の花を取り合わせて生けるのが常ですが、決まった花材に限って「一色(いっしき)もの」と言って、ほとんど一種類で生けるものがあります。松、桜、燕子花、水仙、蓮、紅葉、菊の七種類で、「七一色」と言い、その中で、冬に咲く数少ない花として『水仙一色』があります。
この『水仙一色』は、古くは江戸時代、立花の名手と言われる三十二世池坊専好の立花図が残されており、その時代時代で活躍する家元に愛され、様々な絵図として残されてきました。立花における水仙の花伝は、約400年の伝承を経て、池坊を代表する花として、今もなお、永い伝統を築いています。

今回、献上した いけばな は、池坊福井県連合支部・池坊福井支部の佐々木憲乗支部長によるもので、JA越前丹生に越前水仙をご提供いただき、水仙の葉のみずみずしさと、花が持つ気品を損なうことなく、現代空間にも似合うように生けられました。

当日は、池坊福井県連合支部・池坊福井支部 佐々木憲乗支部長をはじめ、池坊九頭竜支部 宮北民子支部長、池坊奥越支部 澤本弥恵華支部長、池坊若狭支部 吉田伸子支部長、池坊南越支部 林香代子支部長、池坊敦賀支部 佐々木すみ子支部長、池坊福井中央支部 横山紀子支部長
そして、地元で華道を学ぶ、池坊PR大使 上野深雪さん(池坊福井支部)、今田慶子さん(池坊九頭竜支部)、久保 麻莉さん(池坊福井中央支部)が出席。
県連合支部の佐々木憲乗支部長より、“池坊いけばなの魅力”や“550年祭における、福井県での今後の取り組み”などを知事に説明。最後に池坊PR大使より「古き良き文化を後世に伝えるために、日々お稽古に励み、これからも福井県の文化の発展に寄与し続けることを、宣言致します。」と元気よく知事に宣言しました。

西川一誠知事は、作品の仕上げに「水仙」を一輪挿し入れました。知事は、俳句が趣味だそうで、献上した水仙を見て即興で
『すいせんを ながめてにおう かおりかな』
と詠まれました。参加者一同、知事の俳句に感動しました。
そして、知事は池坊550年祭の説明とPR大使の宣言を興味深く聞かれ、参加者全員に「頑張ってください。」と激励をいただきました。

表敬訪問の様子 「越前水仙」を挿す西川一誠知事
佐々木連合支部長の話を興味深く聞かれる 西川一誠知事
「水仙一色」。県の花 水仙、菊、シャガ
左から、PR大使の久保麻莉さん、上野深雪さん、宮北民子支部長(九頭竜)、吉田伸子支部長(若狭)、横山紀子支部長(福井中央)、佐々木すみ子支部長(敦賀)、林香代子支部長(南越)、澤本弥惠華支部長(奥越)、PR大使の今田慶子さん、
全列左 西川一誠知事、右 佐々木憲乗支部長(福井)