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家元・次期家元

2014年11月06日更新

池坊由紀エッセイ|Vol.38 竹生島宝厳寺での献華

池坊由紀連載エッセイ こころのままに。

この秋は献華が続いています。
連休の中日にあたる11月2日。天気が心配されましたが、一路竹生島宝厳寺へ。二十六ヶ寺めの献華となります。

長浜まで車では約2時間。そしてなんといっても、船に弱い私のこと(ちなみにいわゆる大型客船は大丈夫で、そののんびりとしたクルーズは大好きで、いつか長期間クルーズしたいという夢を持っているのですが、小さな船は本当に弱く、すぐに酔ってしまいます)、少しどきどきしました。が、幸いな事に波も荒くなく、元気に竹生島へ到着。ここは昔よりパワーの宿る地として参拝の方が絶えないそうです。
更にこの島には重要文化財もあり、お参りと共に芸術的・文化的にも見落としてはならないところが沢山です。宝厳寺の渡廊下は船を逆さまにしたようで、とてもダイナミックです。豊臣秀吉が朝鮮出兵に使用した船の材料を、用いているという伝承もあります。慶長8年(1603)に建立されたといわれており、それがこのようなまま維持されているのです。

また立花を献華させていただいた弁天堂からお練りをして作品を運んだ観音堂には、千手千眼観音立像が安置されています。これから修復に入るという唐門は、5年後には極彩色の華麗な姿を甦らせるとのこと。これも国宝です。
観音堂と都久夫須麻神社が渡廊下で結ばれているのは、構造的にもとても興味深く思われました。次の献華は5年後の保存修復の終わった後にという話もでました。実現するかは分かりませんが、美しくなった様子と、そこでまた再びお花がいけられたらこんなに嬉しいことはありません。

竹生島宝厳寺献華

船で竹生島へ。乗っている時間はさほど長くありませんが、空模様が・・・ちょっと怪しいですね。

竹生島宝厳寺献華

こんな急な石段を登っていきます。

竹生島宝厳寺献華

献華の前は、やはり緊張。

竹生島宝厳寺献華

暗くてほとんど見えない画像ですが・・・ちなみに花材は松・柳・うめもどき・桔梗・小菊です。

竹生島宝厳寺献華

いけ終えたあと、弁天堂より観音堂まで移動します。

竹生島宝厳寺献華

滋賀北支部の小谷支部長さんも。そして作品を持ちながら石段を降りるのは、中々大変です。雨が降らなくてよかったです。

竹生島宝厳寺献華

どれだけ急かというと、こんな感じです。

竹生島宝厳寺献華

唐門を内側から見て。

竹生島宝厳寺献華

全て滞りなく終わり、ほっと一息。和やかな表情になりました。峰御住職・木戸先生と。

竹生島宝厳寺献華

そしてここから国宝の舟廊下へ。

竹生島宝厳寺献華

舟の底を逆さまに屋根として用いています。この発想、すごいですね。

竹生島宝厳寺献華

外から見るとこんな感じです。これも素晴らしい。

竹生島宝厳寺献華

都久夫須麻神社に来たら、かわらけ投げ。先生もえいやーっと勢いよく。

竹生島宝厳寺献華

さて、どちらに飛んでいったのでしょうか・・・このお顔から察すると。

竹生島宝厳寺献華

もう一人の先生も挑戦中。

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