「Ikenobo 花の甲子園2018」地区大会の最後を飾る九州沖縄地区(南)大会を、9月24日(月・祝)に熊本市国際交流会館にて開催しました。

本大会には熊本県から7校、鹿児島県から3校の出場があり、計10校により15地区目となる代表校の座をめぐって熱戦が繰り広げられました。
今年が明治150年にあたることもあり、幕末の雄藩で維新の原動力となった薩摩藩に関係するテーマで作品を制作した学校や、昨年公開の映画『花戦さ』から着想を得て多様性を主題にした作品を制作し、素敵な歌声に乗せて作品解説を発表してくれた学校、老子の「無用の用」からいけばなの美感を表してくれた学校など、作品そのものも、テーマ性もどちらも見ごたえのある大会となりました。

審査の結果、鹿児島県立鹿児島女子高等学校が4年目の出場にして、同校としても、また鹿児島県勢としても初めての全国大会行きのキップを手にしました。また熊本県立熊本高等学校・東海大学付属熊本星翔高等学校・熊本県立第一高等学校が入賞されました。

大会の最初と最後に円陣を組んで行う「フラワーファイト」「フラワーネクスト」のいずれも、熊本県立済々黌高等学校・霧島市立国分中央高等学校の両校が率先して声出しリーダーを買って出てくださるなど、熊本・鹿児島両県の皆さんの元気の良さがスタッフの目に眩しく映った大会となりました。

◇「Ikenobo 花の甲子園2018」九州沖縄地区(南)大会 開催概要
・審査結果
優勝:鹿児島市立鹿児島女子高等学校
2位:熊本県立熊本高等学校
3位:東海大学付属熊本星翔高等学校
4位:熊本県立第一高等学校
<敢闘賞>
熊本県立宇土高等学校
熊本県立熊本工業高等学校
熊本県立済々黌高等学校
熊本県立御船高等学校
鹿児島県立武岡台高等学校
霧島市立国分中央高等学校

・審査員
熊本県教育庁 教育総務局文化課 課長 岡村 郷司 氏
熊本市教育委員会事務局 学校教育部 指導課 課長 松島 孝司 氏
熊本日日新聞社 取締役 内山 秀成 氏
熊本放送 取締役 放送本部長 坂口 洋一朗 氏
一般財団法人池坊華道会 常務理事 多久島 良子 氏
一般財団法人池坊華道会 常務理事 高鍋 和宜 氏
一般財団法人池坊華道会 評議員 中森 スミヱ 氏
池坊短期大学 華道講師 髙林 佑丞 氏