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2017.02.09

第19回学校華道インターネット花展 受賞作品発表

第19回 学校華道インターネット花展 受賞作品発表

1,150校、7,268名の方のご応募ありがとうございました。
審査委員長・次期家元池坊専好をはじめ、審査委員会による選考の結果、
栄えある受賞作品が決定しました!

いけばな池坊 最優秀賞

池坊短期大学 1年

河村 空 さん

学校華道インターネット花展 最優秀賞作品

自由花

テーマ 紅葉
花器 変形花器
花材 もみじ・西王母(椿)・山吹の葉

作品のコメント

母校でもある比叡山のもみじを大胆に用いました。久しぶりに訪れた母校で出迎えてくれた紅葉した沢山のもみじ。肌寒いこの季節に赤く色づいた紅葉の空を見上げ、暖まった心を椿で表現しました。また、もみじの色の違いを利用して、季節の移り変わりをイメージし、自然の生み出す美の儚さを表しました。

受賞者のコメント

この度は大変素晴らしい賞を頂きありがとうございます。とても不思議な感じがして、まだ実感が沸いていないのですが、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。大学生となり新たな道に進む不安や迷いなどが大きくありました。しかし母校に戻り、出迎えてくれた紅葉などの見慣れた風景や、お世話になった先生方の暖かさを改めて感じ、満たされた気持ちでこの作品を制作し、これからの自分に自信を持つきっかけとなりました。支えて下さった多くの方に感謝の気持ちを伝えたいです。

審査員のコメント

移りゆく季節を感じさせる紅葉を大胆に配した作品です。横への広がりを、中心に配した椿の花と濃い葉で受け止めています。紅葉の小枝や葉を整理することで、葉の小さな面の面白さを引き出し、楽しいリズムを感じることが出来ました。

優秀賞

文部科学大臣賞

京都大学 大学院 2年

山室 涼平 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 130億光年の愛
花器 変形花器
花材 コスモス・ツルウメモドキ・スチールグラス・自遊自在・カラーボール

作品のコメント

広い宇宙の中で寄り添う恋人をテーマとしました。コスモスで寄り添う2人を、その周囲にツルウメモドキ、スチールグラス、自由自在を配置することで宇宙を表現しました。また、シルバーの花器を2つ合わせ、ハートを作りました。

審査員のコメント

学生らしい大胆なモチーフをしっかり持ち、作品制作に取り組まれました。
異質素材であるワイヤーと赤いカラーボールが効果的に使われています。

京都府知事賞

池坊短期大学 1年

髙木 梨子 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 冬のにおい 春の足音
花器 徳利・御猪口
花材 ツバキ・ボケ・アスター・ユキヤナギ

作品のコメント

季節が冬から春に変わる空気の変化をいけました。冬の寒さをじっと耐えるのを白い椿で表現し、冬の寒さから日なたぼっこしているような、暖かい気持ちを表現するのに小さな花の色合いを使い、春をイメージしていけました。

審査員のコメント

身近にある徳利と猪口を花器に用いています。小さな花器を複数使う場合、この作品のように丸い敷板で全体をまとめる手法が有効でしょう。一輪の木瓜の花に春を待つ作者の心を感じます。

京都府教育委員会教育長賞

秋田県立平成高等学校 3年

髙橋 伶奈 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 夏の思い出
花器 変形花器
花材 ゴット・ガーベラ・ルリタマアザミ・スチールグラス

作品のコメント

夏らしさを出すために、鮮やかな色の花や葉を使い、キラキラとした昼と夜の静かで美しい情景をルリタマアザミで表現しました。

審査員のコメント

花材と花器の曲線で全体をまとめた作品です。中央に用いられた2輪のガーベラが印象的です。
ゴットの素直な使い方にも好感が持てます。

京都市長賞

慶應義塾大学 4年

山本 みずき さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 深まりゆく秋
花器 変形花器
花材 キペラス・コスモス・木いちご・菊・風草・チョコレートコスモス・エノコロソウ

作品のコメント

秋といえば風は優しく、葉は温かく色づきます。家族との暖かな記憶を思い起こすように、自宅の庭に育ったエノコログサを添えました。

審査員のコメント

様々な秋の花材を取り合わせた、生命感のある作品です。
花器を二つに分けることで作品に前後の奥行き、左右への広がりが出来ました。

京都市教育長賞

山梨大学 4年

秋葉 祐里 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 閃光
花器 変形花器
花材 グロリオサ・リュウカデンドロン・紅葉・かすみ草

作品のコメント

燃えるようなグロリオサと紅葉の赤がはじけ飛ぶ、一瞬のはかなさをイメージしました。不安定で繊細な佇まいの花器、全方向に広がる無機質な金の針金で生命力溢れる赤花・葉を際立たせました。花の盛りは短いが、その一瞬を懸命に咲く花に心を寄せていけました。

審査員のコメント

「赤」が印象的な作品です。グロリオサと紅葉した葉に対して、その周りに黄緑色のカラーワイヤーを取り合わせ、草木の持つ力強さを対比させ、花の力を際立たせています。

読売新聞社賞

北海道芸術デザイン専門学校 2年

杉之原 茉衣 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 弾み
花器 変形花器
花材 スモークツリー・イエローサルタン・スプレーデルフィニウム・カンパニュラ・ゲイラックス

作品のコメント

ワイン色のスモークツリーの枝葉の美しさに強く惹かれ、初夏に向かって花開いていく感じを出した作品にしました。スモークツリーの強い枝に対して、器の調和で同色のスプレーデルフィニウムで色彩と軽やかさを出しました。

審査員のコメント

色鮮やかで観ているだけで楽しくなるような作品です。楽しく感じるもうひとつの要因は、斜めを強調した枝を配したことで感じる「躍動感」ではないでしょうか。配色と構成がうまく相乗効果を高めました。

朝日新聞社賞

石川県立小松明峰高等学校 2年

佐伯 友梨奈 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 未来に向けて
花器 池坊自由花指定花器
花材 フトイ・カーネーション・ミニバラ・ワレモコウ・リンドウ・ゴット・レザーファン・ヒマワリ

作品のコメント

フトイで気持ちの鋭さを表現しました。今の積み重ねが未来を作ります。輝かしい未来を作るためには、今、頑張ることが大切です。そのためには、頑張ろうという強い心が必要です。その心の鋭さをフトイで表し、これまでの小さな努力が今の自分を作り、支えてきたので、それを小花をたくさん下の方に入れて表現しました。ひまわりで将来の希望・明るさを表現しました。

審査員のコメント

伸び伸びとした縦の構成でまとめた作品です。変形させたフトイの中に咲く3輪のヒマワリが印象的です。下段に使われたワレモコウから楽しい雰囲気も感じます。

毎日新聞社賞

川崎医療福祉大学 1年

蘆原 瑞穂 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 初夏の風
花器 変形花器
花材 ニューサイラン・ユリ・スターチス・ギボシ

作品のコメント

初めて使う変形花器のつくりを生かしつつ、ニューサイランにて、躍動感を出してみました。夏の太陽を思わせるようなユリで初夏を感じていただけたら幸いです。

審査員のコメント

花器との調和を考え、ニューサイランを丸く変形させた作品です。
青い花器に大きなユリを取り合わせて「夏」のイメージを感じました。

産経新聞社賞

北海道芸術デザイン専門学校 2年

大嶽 初桜里 さん

学校華道インターネット花展 優秀賞作品

自由花

テーマ 秋花抄
花器 変形花器
花材 ツルウメモドキ・ダリア・トルコキキョウ・ベビーハンズ

作品のコメント

たくさんの実をつけた枝で収穫の秋を表現しました。紅葉した葉とまだ緑の残る葉で季節の移り変わっていく様子を見せています。そんな秋の情景を摘み取った作品です。

審査員のコメント

花の色、キイチゴの葉の色、ツルウメモドキの実の色。秋の爽やかさを感じる色合いでまとめた作品です。柔らかい色合いの花に大きな円の形の花器がマッチしています。

ブロック賞

北海道新聞社賞(北海道ブロック賞)

札幌国際大学 1年

渡邉 真帆 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ かけがえのない幸せ
花器 変形花器
花材 ユーカリ・ガーベラ・トルコキキョウ・オクロレウカ・ドラセナ

作品のコメント

たくさんの大人に見守られて、子どもは日々成長する。そんな幸せな景色をイメージしました。私も子どもをやさしく見守る大らかな人になりたいです。

審査員のコメント

ユーカリのマッスとオクロレウカの線を対応させた作品です。
上段の大きな動きを足元の赤いガーベラが受け止める構成に好感が持てます。

河北新報社賞(東北ブロック賞)

守末学園仙台ヘアメイク専門学校 2年

野村 由貴 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ 初秋の庭
花器 変形花器
花材 バラ・カスミソウ・くじゃく草・赤柳・レザーファン・野菊・ヒペリカム・オクロレウカ

作品のコメント

ヒペリカムで虫達を表してみました。オクロレウカは、虫達が跳んでいるようなイメージでダイナミックにいけてみました。黄色、緑色や赤柳の赤で色付きはじめた紅葉を表現しています。秋の訪れを感じられる作品に仕上げてみました。

審査員のコメント

花材を大胆に用いたインパクトのある作品です。アカヤナギの赤い線とオクロレウカの緑と黄の線をうまく配し、花器との調和も感じます。

東京新聞賞(関東ブロック賞)

茨城キリスト教大学 3年

平根 舞由 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ 秋風
花器 変形花器
花材 カンガルーポー・サンダーソニア・糸菊・キキョウラン・シュスラン

作品のコメント

風になびいている様子をイメージしていけました。暗い色のカンガルーポーやシュスランによって秋の落ち着いた雰囲気を感じられるようにしました。

審査員のコメント

サンダーソニアの花がリズミカルに並んでいるのが印象的な作品です。
明るさの中に黒いシュスランの葉が全体を引き締めています。

北國新聞社賞(北陸・甲信越ブロック賞)

龍谷富山高等学校 3年

田中 彩香 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ 架け橋
花器 変形花器
花材 スチールグラス・ギボシ・バラ・スプレー菊・スターチス

作品のコメント

スチールグラスで2つをつなぐ架け橋をイメージしました。スプレー菊で悲しみ、バラで喜びをイメージして、2つをつなぐことで、1人の人間になれるという思いで作りました。

審査員のコメント

二つの花器をつなぐスチールグラスの大きな曲線が印象的な作品です。
ギボシとスプレー菊を横に並べることで楽しいリズムを感じます。

中日新聞社賞(東海ブロック賞)

東海学園高等学校 1年

福堂 志保 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ バレリーナ
花器 変形花器
花材 ガーベラ・トルコキキョウ・菊・カスミソウ・オクロレウカ

作品のコメント

バレリーナをテーマに、ふんわりした可愛らしい印象でまとめました。ガーベラを足に見たてて、オクロレウカをまいて、バレリーナがくるくる舞っている様子を表現しました。

審査員のコメント

ガーベラの使い方が特徴的な可愛らしい作品です。花器に用いたのはバレーシューズでしょうか。
バレリーナがクルクルと舞う様子が思い浮かびます。

京都新聞賞(近畿ブロック賞)

京都外国語大学 3年

笹山 詞音 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ えん
花器 変形花器
花材 ダリア・ススキ・ゼラニウム

作品のコメント

学校祭という宴の日にご来場くださいました皆様の縁が円になりますように。と思いを込めました。就活など、来年もいけることができるか分からない3年生という今年、来てくださった皆様に、私の華道をずっと応援してくれていた家族に、支えてくれた部員の皆に、そして基礎を、応用を、技術を、知識を、と惜しみなく教えてくださった先生に、ありがとうございます。

審査員のコメント

ダリアを中心に、葉と異質素材を円状に構成し、明るく楽しい雰囲気の作品です。
アクセントに使った丸い玉が効いています。

中国新聞社賞(中国・四国ブロック賞)

周防大島町立城山小学校 6年

西村 知樹 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ かげと日なた
花器 変形花器
花材 カーネーション・紅葉・ガーベラ・アオイ

作品のコメント

私はガーベラを中心とした作品にしました。ガーベラを太陽に見立て、赤い紅葉を日なた、緑の紅葉をかげにしました。

審査員のコメント

赤と緑が鮮やかな作品です。移り変わるモミジの葉をうまく使っています。
抜きんでたガーベラの花の表情が印象的です。

西日本新聞社賞(九州・沖縄ブロック賞)

熊本県立南稜高等学校 3年

大瀬 葵 さん

学校華道インターネット花展 ブロック賞作品

自由花

テーマ 窓からこっそり
花器 水盤
花材 バラ・スプレーバラ・ゴット・カスミソウ

作品のコメント

フトイを三角に折り、それを沢山いけ、窓に見立ててみました。そこからスプレーバラやバラがこっそりのぞいている雰囲気を出してみました。

審査員のコメント

フトイを大胆に変形させた作品です。そのフトイを飛び越えて、上へ伸びようとするバラの勢いを感じます。

入選

大学・短大の部(2名)

はこだて未来大学 大学院 1年

中司 智朱希 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 伸びる情熱
花器 変形花器

花材

カラー・アスター・キキョウラン・コニカル

作品のコメント

カラーで情熱を、それを包むようにキキョウランをそえて、体内にある向上心を表現しています。ひっそりと情熱を燃やし、自身の能力を伸ばしたい気持ちを込めました。

鹿児島純心大学 4年

瀬治山 南 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 純粋な少女
花器 変形花器

花材

カークリコ・オンシジウム・リンドウ・スチールグラス・バラ

作品のコメント

カークリコを左右にいけ、自由に伸び伸びとした姿を表現しました。オンシジウムやリンドウ、バラを低くいけることで、控えめ気味な可愛らしい少女を表現しました。また、花器2つを前後に置くことで、見え隠れする少女の正義や強さを表現しました。

専門学校の部(1名)

北海道芸術デザイン専門学校 2年

小川 麻衣 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 日差し
花器 変形花器

花材

ヒマワリ・タマシダ・トルコキキョウ・ナルコラン

作品のコメント

熱い夏の日差しをヒマワリで表現し、タマシダ・ナルコランの爽やかなグリーンを使用することで涼しさをイメージしました。また、タマシダは器の曲線の形と統一感を出し、風を感じさせるように高くいけ、空間を多くしました。

高等学校の部(7名)

北海道札幌北高等学校 1年

河合 美歩 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 未来へ
花器 変形花器

花材

カラー・ヘルコニア・マリンブルー・オンシジウム・スチールグラス・ギボシ

作品のコメント

はっきりとした色の花材を一方にいけることで、理想の性格を表し、そこから伸びるスチールグラス、マリンブルーで、将来への道をイメージしました。まだどこか頼りない、しかし少しづつ理想に近づいている今の私を表現しました。

札幌新陽高等学校 1年

長口 楓香 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 紅葉狩り
花器 変形花器

花材

木いちご・あじさい・手まり草・ゴールデンスティック・ナデシコ・ナナカマド

作品のコメント

紅葉狩りに行き、秋の散策をしているイメージでいけました。

いわき秀英高等学校 1年

伊藤 桜子 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 私の家族
花器 変形花器

花材

アスパラ・テッセン・バラ

作品のコメント

黄色いバラである私は、テッセンの母とともに楽しく暮らし、アスパラの父にあたたかく守られています。父の包み込むような優しさをやわらかいアスパラの曲線で、いつも近くで私を見守ってくれる母をテッセンで表現しました。

千葉県立千城台高等学校 1年

今関 愛里咲 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ
花器 コンポート

花材

ユーカリ・バラ・カスミソウ・オンシジウム

作品のコメント

ユーカリの木で庭に入るアーケードを作り、そこから元気に育つバラが見えるようにしました。黄色のオンシジウムで陽の光を、カスミソウで葉や花についた水滴が光っている様子を表しました。きれいに手入れされている庭の感じが伝わるようにいけました。

高山西高等学校 3年

橋本 悠里 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 空間に吹く風
花器 変形花器

花材

ニューサイラン・赤バラ・ピンクバラ・モンステラ

作品のコメント

少ない花材の中で、私は特に、赤バラに注目していけました。その中で、まん中で切ったニューサイランを入れ、奥の方に高くいけてみました。ただまっすぐにするのではなく、それぞれに動きを付け、空間を作りました。そうすることにより、赤バラを中心として目立つことが出来ました。さらに、上と下での違う空間を作り出すことも出来ました。

滋賀県立膳所高等学校 1年

谷村 真菜 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 秋の訪れ
花器 変形花器

花材

ツルウメモドキ・ガーベラ・リンドウ・カンガルーポー

作品のコメント

ツルウメモドキの枝が豊かで美しい曲線をいかせるように立体的かつ動きのある作品に仕上げました。また、枝についている赤い実やガーベラの花の愛らしさが引き立つように工夫しました。

熊本県立南稜高等学校 3年

尾方 愛梨 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ
花器 水盤

花材

アレカヤシ・グロリオサ・ガーベラ・ゴット・オミナエシ

作品のコメント

アレカヤシを翼のようにイメージしていけました。躍動感が感じられるように工夫しました。

中学校の部(2名)

旭川市立愛宕中学校 3年

岸井 萌香 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 秋風
花器 変形花器

花材

ニューサイラン・アンスリウム・カーネーション・リュウカデンドロン

作品のコメント

葉っぱを真ん中で割っていけるという新しい生け方に挑戦しました。アンスリウムとニューサイランを中心に風のようにいけました。とってもとっても楽しかったです。

宮城学院中学校 1年

齊藤 綾乃 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ 聖夜
花器 池坊自由花指定花器

花材

バラ・カスミソウ・ブルースター・コチア・ヒペリカム・スプレーカーネーション・セッカンスギ

作品のコメント

クリスマスの夜をイメージしていけました。町はずれの小さな路地にひょっこりと立つ街灯をバラで表しました。その街灯の光が周りをやわらかく包んでいるような様子をカスミソウで表現しました。

小学校の部(2名)

名古屋市立藤が丘小学校 4年

松村 香花 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ お花のお話し
花器 変形花器

花材

ガーベラ・カスミソウ・モンステラ

作品のコメント

白いカスミソウをピンクに染めました。名古屋花展の学生席に出して、とても楽しかったです。大好きなガーベラがお話しているようで、とてもかわいい顔が出ています。お花も楽しそうです。

岡山市立甲浦小学校 6年

井上 美咲 さん

学校華道インターネット花展 入選作品

自由花

テーマ コスモスとまる丸◎
花器 池坊自由花指定花器

花材

コスモス・風船草・マンサク・クジャクソウ

作品のコメント

家族で育てたコスモスの濃い色、薄い色で仲間入りです。ぷらぷらと下がる風船の実、自然のままでキレイなバランス。とっても良いなと思って一目ぼれ。

団体賞

上位3校を選考しました。

日本教育新聞社賞

大阪成蹊女子高等学校
(大阪府)

月刊誌「華道」賞

金蘭会高等学校
(大阪府)

月刊誌「ざ・いけのぼう」賞

京都女子中学校
(京都府)

総評

第19回学校華道インターネット花展は、1,150校、7,268作品という応募校・作品数ともに過去最多の応募をいただきました。全応募作品の中から867作品をノミネートとし、その中から「いけばな池坊最優秀賞」、「文部科学大臣賞」をはじめとする各賞を決定いたしました。

 

審査会は、京都府 文化スポーツ部 文化芸術振興課 京の芸術創造担当課長・原田憲一氏、京都府教育庁 指導部 高校教育課 首席総括指導主事・宮下繁氏、京都市 文化市民局 文化事業担当局長・北村信幸氏、読売新聞京都総局 総局長・橋本栄二氏、朝日新聞京都総局 記者・大村治郎氏、産経新聞京都総局 総局長・深堀明彦氏、北海道新聞社 大阪支社 支社長・藤井篤氏、河北新報社 大阪支社 支社長・朝倉裕人氏、中日新聞社・東京新聞 京都支局 支局長・牧真一郎氏、北國新聞社 事業局 事業部 部長・西本東介氏、京都新聞COM 事業局 局長・白石真古人氏、中国新聞社 大阪支社 支社長・竹下修司氏、西日本新聞社 大阪支社 支社長・中満昭氏、日本教育新聞社 広告局 広告部 部次長・橘田直道氏、審査委員長である華道家元池坊 池坊専好次期家元、副審査委員長 野田学教学委員、池坊雅史事務総長のご出席のもと、行われました。

 

受賞されたみなさん、おめでとうございます。
また惜しくも受賞を逃されたノミネート作品は、2月1日より公開しております、「応募校一覧」からご覧いただけます。


池坊専好次期家元は、「第19回を迎え、年々技術が向上していることを実感しています。日本の美意識・いけばなの特徴である、簡素の美しさ。一輪一輪を大切にすること。特に、線の扱い方、躍動感を持った線の使い方。他の材料との調和・バランスなど、本当に日本独自の美意識を線と型を忠実に理解して、それを作品の上で反映させている、そのような力が着実についていることも実感しています。日本の伝統文化・美意識といったことが、若い世代に着々と受け継がれているということを嬉しく思う一方で、全体的に作品が少し整い過ぎているといったことも見えます。今回は学校華道という、学校の中で華道に取り組む生徒の花展ですが、一般の花展でも通用するような、非常に高いレベルの一方で、十代・二十代の瑞々しさ、或いは個性、或いは屈折といった、その時期ならではの輝きや感性といったものがなかなか薄くなっていると感じます。作品全体が整い過ぎて、均質化して平均が上がるとともに、個性も薄くなっているといった印象を受けました。子どもならではの瑞々しい作品、あるいは、私たちの発想も出来ないような、突拍子もないような、時には荒っぽい、そういった面も是非これから見て行きたいなと思っています。」と総評を述べました。

 

華道家元池坊では、教育の場で伝統文化「いけばな」を通じた心の教育=学校華道「花育」として、当事業をはじめ、「Ikenobo花の甲子園」など様々な事業に取り組んでおります。各事業がさらに充実、促進するよう努めてまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

次回も皆さんからの自由で、学生らしさ溢れる作品のご応募お待ちしております。
(事務局)

応募・お問い合わせ

一般財団法人 池坊華道会 学校華道課

〒604-8134 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248

https://www.ikenobo.jp mail school@ikenobo.jp
TEL 075-231-4922 FAX 075-255-3568

(受付:月~金 9:00~17:00 ※祝日を除く)

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