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2017.11.30

平成29年度 京都市教職員研修 第1回目を実施

平成29年11月24日、京都市教職員を対象とした「京都伝統産業・文化研修講座(いけばな)」の第1回目を実施しました。

同研修は今年で11年目を迎え、今年度は35名の教職員の皆さまにご受講いただき、今年度より池坊短期大学 教授、(一財)池坊華道会 特別嘱託講師 土屋郁剛氏が講師を務めました。

今回の研修テーマは「花をいけるということ 命あるものの美しさ~みんな違ってみんないい~」。

講義では、木物・通用物・草物の定義について、紅葉したユキヤナギを例に、落葉する葉っぱにも命や季節の循環、花や木が育ってきた姿や環境、命を捉えることの大切さ。それぞれの個性や表情をいかせるよう、感性を磨いてほしいと伝えました。その後、講義やデモを踏まえ、ユキヤナギ・ガーベラ・スプレーマム・ヒペリカムを花材に用い、実技に取り組みました。

受講者からは「1本1本をよく見て、それぞれをいかすようにいけることは、教育現場でもまさしく同じことだと思いました」「花の個性や表情をいかしていけることの大切さが分かりました。それは子どもを育てたり、輝かせることに繋がり、同じ部分があると思いました。これからもしっかり花と子どもを見つめて、どうすればお互いを輝かせることが出来るか考えていきたいと思いました」「花をいかす、違いをいかすこと、個性を伸ばすこと、心の部分を学びました。教育現場の子どもたちにも通じることに感動しました」などの感想が寄せられました。

次回は「行事の花~日本人の暮らしの中で育まれてきた“いけばな”で彩る行事~」を研修テーマに実施予定です。

 研修の様子1"

研修の様子1

 研修の様子2"

研修の様子2

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