2017年度 池坊<京都>冬季研修講座が終了しました
2017年12月7日(木)~12月12日(火)に開講されていた、池坊<京都>冬季研修講座が終了しました。
今回は、以前のアンケートでリクエストがあった基礎からじっくり学べる「初めての幹造り」、「初めての砂物」コースを新設。
2日間かけて幹の作り方、ドリルの使い方から幹作りの手法まで丁寧に学ぶことができ、普段のお稽古ではあまり学ぶ機会が得られないコースは大人気でした。
その他にも冬季ならではの水仙コースや、自由花を学ぶコースなど様々なコースがあり、約520名もの全国の華道家たちが集結し、熱心に取り組んでいました。
講座の様子

和やかに受講

皆で手直しを見ることもお勉強です

大きな立花が並ぶ姿は圧巻!

丁寧に指導します

A日程 初めての立花コース
高橋 裕梨子さん
以前から冬季講座の存在は知っていて、結婚を機に時間が出来たので今回初めて京都で受講。立花は半年前からいけはじめ、月1回のペースで習っており、より深く学ぶために受講を決めた。立花をさらに深めたいので今後も時間があれば参加したい。また、隣の教室が自由花のコースだったので自由花もいつか受講してみたいと感じた。

A日程 初めての幹造りコース
鈴木 よし美さん
研究会でご一緒した方と初めて京都で受講。東京の冬季講座にはない、大きな松を使用したコースを受講出来ることがとても良かった。幹造りはしたことが無かったため、花材を見たときは大きな松をいけられるのか不安だったが、ドリルの使い方や、割れない幹のつなぎ方など、先生に細かく丁寧に教えていただき、順調にいけることができた。

B日程 生花・自由花コース
宮垣 芙美香さん
巡回講座で冬季講座の資料を見て気になった。親先生にも勧められ、職場には無理を言ったが今回初めて受講。先生が書く絵図がとても見やすく、お話一つ一つが分かりやすかった。いけ方だけではなく飾る場所も学べた。基礎から学べたので、細かいところや今更親先生には聞きづらい基本的なところの復習が出来て良かった。

B日程 生花・自由花コース
松原 帝斗さん
今回で3度目の受講。生花の講義では中学生には難しい単語や内容もあったがとても勉強になった。周りの大人の方に比べるとまだまだ勉強が必要だなと思ったが、いけられて楽しかった。現在は、再来年度に中研の土日コースの入学を目標にしている。

C日程 幹造りコース
大須賀 律子さん
京都へは中研の授業、花展(春・秋)、初生けで来ており、更にとなると日数的に難しくこれまで受講できずにいたが今回初受講。西田先生のご指導で、地元ではなかなか学ぶ機会が得られない専門的な内容や技術、道具の使用法に触れ、非常に充実した有意義な2日間であった。次回は生花など別コースの受講も検討したい。

C日程 初めての砂物コース
劉 韋伶さん
花戦さの映画を観て、自分も古典的な花にチャレンジしたくなり受講を決めた。完成した達成感は計り知れず、受講して本当に良い経験となった。初めての砂物であったが、楽しみながらいけられたのも良かった。2日間で1作制作ではあったが、慌ただしく時間が過ぎてしまったので今度はじっくり時間をかけていけてみたい。

C日程 二代専好に学ぶコース
菅原 まさ子さん
今回A~C日程の6日間を受講したが、先生からのご指導をそれぞれの日程で生かすことができ、全日程を受講して良かった。花市さんの花材も生けやすく組んであり、スムーズに実技ができた。また、地元ではなかなか手に入らない花材や、この講座で初めて知った花材がありとても勉強になった。

C日程 二代専好に学ぶコース
Daniel Dell’Agneseさん(左)鈴木 笑子さん(右)
冬季講座をインターネットで知り、上級者向けの花形を勉強したいと思い受講を決めた。制作途中では10~20分毎に見回って少しずつ教えていただいたのが良かった。質問に対して丁寧に指導していただき大変助かった。(Daniel Dell’Agneseさん)
冬季講座は以前から知っており、習ったことのない花形を勉強するため受講。午前の講義で先生に教えていただいた時代背景といけばなとの関わりを学べて大変勉強になった。(鈴木 笑子さん)