家元・次期家元
2018.10.11

奈良・興福寺中金堂の落慶法要で次期家元が献華

奈良の興福寺で約300年ぶりに再建された中金堂の落慶法要が10月7日に営まれ、池坊専好次期家元が献華を奉納しました。

法要は午前10時、約3000人が参列する中、中金堂前に設置された特設の舞台で開始。導師・式衆の着床後、再建に携わった人々により、鴟尾(しび)の除幕が行われました。
次期家元の献華は、能「翁」に続き、献茶と同時進行で行われました。次期家元は、雅楽の流れるなか、松、夏櫨、しだれ柳、菊、ヒオウギ、樫、つつじ、ツゲ、センノウゲを用いて立花を立調。 終盤に、中金堂の屋根から散華が行われると、会場からため息が聞かれました。

法要の後、立花は堂内に11日まで飾られ、大勢の人々の目を楽しませました。なお当日は、奈良・大阪・京都各支部の会員約80名も列席しました。

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