次期家元 池坊専好が日本国際芸術祭サミットに登壇しました
池坊専好次期家元が10月9日、京都市下京区の世界遺産 本願寺 (西本願寺)の書院「対面所(鴻之間)」(国宝)において開催された「第3回 日本国際芸術祭サミット」(主催・(一社)夢洲新産業・都市創造機構)のパネルディスカッションに登壇しました。
日本国際芸術祭は、大阪・関西万博を契機に開催され、文化首都「京都」から「アート・デザイン・サイエンス・テクノロジー・経済の共創と日本の最高の美と心」を世界に発信。サミットは、その取り組みについて各界の著名人から指針をいただく機会として開かれています。
西脇隆俊京都府知事、松井孝治京都市長の来賓あいさつ、第1部講演では都倉俊一文化庁長官の特別講演などが行われました。
第2部のパネルディスカッションでは、2025年日本国際博覧会協会副会長を務める次期家元をはじめ、山谷佳之関西エアポート(株) 代表取締役社長CEO、小川理子日本国際博覧会協会理事、中島さち子日本国際博覧会テーマ事業プロデューサー、信谷和重経済産業省近畿経済産業局長、モデレーターとして高橋朋幸(株)三菱総合研究所 執行役員が参加。【万博での取り組みで今後の日本の芸術文化として継承すべきこと】【世界にとって京都・関西の文化的位置づけ】などについて意見が述べられました。
次期家元は、「(万博の)レガシーを考えた時、「ボーダーがなくなったこと」が非常に大きいと思います。離散していたものが、大屋根リングによってつながり、違うからこそ調和するという日本の考え方が示されました。文化は国や立場を越え、人と人、自然と人を結びつける力を持つ。共に創る「共創」の姿勢こそ、これからの社会に残していくべきレガシーだと感じています」などと述べました。
