青年部が六角堂で大作いけばなを共同制作
2025年11月15日(土)、旧七夕会池坊全国華道展の会期中、六角堂境内に全国から集まった青年部メンバー34名が、心をひとつにして大作いけばなの制作に挑みました。
テーマは 「竹上の雲たらむ」。青竹と秋の草花を組み合わせ、境内に季節感あふれる景色を生み出しました。
制作の様子
朝は自己紹介からスタート。北海道から熊本まで、遠方からの参加者も多く、笑顔があふれる和やかな雰囲気でした。今朝の人気の朝食は「鮭おにぎり」だったというエピソードも。4チームに分かれ、午前中は青竹の油抜き作業。午後は電動ドリルを使って竹を組み上げ、秋の草花をいけ込みました。初めての作業に戸惑いながらも、次第にチームワークが生まれ、大作のいけばなが形になる過程に胸が躍ります。
いけばな展示場所
完成したいけばなは境内の4か所に展示。
山門前
WEST18ビル前
専好立花(水仙)の脇
十六羅漢像の脇(池の中)
それぞれ個性豊かないけばなが並び、六角堂は竹と秋草で華やかな空間に。制作中、外国人参拝客が足を止め、写真を撮る姿もあり、日本ならではの美意識に興味を持っていただけたことが印象的でした。
先生方からの声
「どのいけばなも本当に素敵」
「青年部の団結力が伝わる」
「楽しそうにいけばなに取り組む姿がいいね」
いけばなだけでなく、制作に向き合う姿勢が評価され、参加者にとって大きな励みとなりました。
参加者の声
山門前チーム:「竹を初めて組みました。本当に楽しかった!」
WEST前チーム:「昨年参加して、来年は来ないと思っていたのに…くせになって今年も参加。」
水仙立花チーム:「話し合いながら進めるうちに、チームが一つになっていくのを感じました。」
十六羅漢像チーム:「池の水や石の段差があって大変。でも、その分やりがいがあり、楽しかった!」
自然の竹と秋草を使った共同制作は、技術だけでなく心を通わせる時間でした。参加者同士の絆が深まり、いけばなの新しい可能性を感じる一日。六角堂に生まれたいけばなは、まさに“竹上の雲”のように軽やかで力強い存在感を放っていました。
次回のご案内
2026年度の本部展(東京・名古屋・福岡)でも、青年部コーナーのテーマは引き続き 「竹上の雲たらむ」。竹や布を使い、青年部代表とともに会場づくりに挑戦します。
あなたの一瓶が、会場をさらに彩ります。ぜひご出瓶ください!














