次期家元 池坊専好が第8回「KUAS京都先端セミナー」に登壇しました
京都先端科学大学が主催する「〈第8回〉KUAS京都先端セミナー」が7月9日、京都市のホテルグランヴィア京都で開催され、同大学特任教授の池坊専好次期家元がパネリストとして登壇しました。次期家元は、3回目の登壇となります。
同大学の国際学術研究院 山本名美教授がモデレータとなり、「『いけばな』と科学で考える未来社会の創り方」をテーマにトークセッションが行われました。
大阪・関西万博の副会長を務める次期家元は「いけばなは、生きている草木と向き合う文化芸術。万博のテーマ〈いのち輝く未来社会のデザイン〉と共通する」と述べました。また、植物学者の植物学の名手・三村徹郎氏(同大学 バイオ環境学部 学部長 教授)と、未来人の視点で社会設計を考えるフューチャーデザインを提唱する経済学者・西條辰義氏(同大学 フューチャー・デザイン研究センター 特任教授)と共に、それぞれの専門分野から地球の未来やいけばなについて論じました。
次期家元は「地球規模で物事を捉える視点が重要。あらゆるものに仏性が宿るという日本古来の考え方にヒントが隠されているのでは」と述べました。
当日は会場のほかオンラインでも配信が行われました。
壇上には次期家元によるひまわりやしゃれ木など様々な花材を取り合わせた自由花が展示されました。
講演終了後には、聴講者の多くの方が作品の写真を撮影されていました。