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2023.02.08

第25回学校華道インターネット花展 受賞作品発表

第25回 学校華道インターネット花展 受賞作品発表

1,149校、6,032名の方のご応募ありがとうございました。 審査委員長・次期家元池坊専好をはじめ、審査委員会による選考の結果、 栄えある受賞作品が決定しました!

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いけばな池坊 最優秀賞

  • 学校華道インターネット花展 最優秀賞作品
    大分県立看護科学大学4年生
    岡田 純佳さん
    テーマ 前進
    種別 立花
    花材 沖縄シャガ、ヘリコニア、ネリネ、ドラセナ、メリー、アンスリウム、タマシダ、ウーリーブッシュ、千日紅
    コメント 私は、9歳の時にいけばなを始めました。学業との両立のためお休みした期間もありましたが、それでも楽しくお稽古を続けてきました。来春から社会人ですが、いけばなのように自分のペースで丁寧に成長していきたいです。
    細川 小頼さん
    受賞者のコメント

    この度は、「いけばな池坊最優秀賞」を頂き、大変光栄に思います。 まずは、私にとって偉大な師匠であり常に目標である、毘奈惟子先生(松山支部)と佐藤美彌子先生(大分支部)に感謝を伝えたいです。 毘奈先生と佐藤先生にご教授いただいたお陰で、いけばなの楽しさを知ることができました。いつも本当にありがとうございます。 そして、いつも私のいけばなを褒めて応援してくれた母にも感謝の意を伝えたいです。 これからも、ご縁を大切に私らしく笑顔で前進していきたいです。この度は、本当ありがとうございました。
    審査委員長より

    室町時代から続く伝統の花型「立花正風体」の「七九の道具」と呼ばれる役枝を誇張省略された現代的な作品です。見越しのアプライトを強調したことで優しさを感じられます。 9歳から華道を習い始め、地道な稽古を重ねられた様子が作品からも伝わってきます。これからも花の道に精進され、池坊の伝統を受け継いでいってください。

優秀賞

  • 文部科学大臣賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    岐阜県立大垣東高等学校2年生
    柿本 理琴 さん
    テーマ 私の青春
    種別 自由花
    花材 シベラス、ニューサイラン、クロトン、バラ、カーネーション、かすみ草
    コメント 私はこの作品で今楽しんでいる高校生活を表現しました。大きく広がるシベラスは高校生活の楽しい行事で弾けている自分や友達との姿を表し、ニューサイランはその楽しい行事を通して真っ直ぐに上へ上へと成長していく自分の姿を表しました。バラ、カーネーション、かすみ草は私の周りにいるたくさんの友達、クロトンはその私たちの姿を後ろから見守ってくださる先生や家族を表します。
    審査委員長より

    シペラスの葉先をカットし、大きいものと小さいものを用いたことで楽しいリズムが生み出されました。そこに伸びやかなニューサイランが作品に変化をつけました。弾けるような明るい作品です。
  • 京都府知事賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    京都大学大学院2年生
    田中 理奈 さん
    テーマ 冬隣の生命
    種別 生花
    花材 木瓜
    コメント 木瓜らしい線の鋭さを際立たせるように、太い枝と細い枝を丁寧に使い分けました。気温が下がり、葉を落とす植物が多くなる中でも、力強く生きる姿を表現しました。
    審査委員長より

    木瓜を用いた伝統の型を持つ「生花正風体」。 3つの役枝をバランスよく配置できています。水際も美しくまとめられました。 お稽古を重ね、更に趣のある花を目指してください。
  • 京都府教育委員会教育長賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    同志社大学3年生
    馬場 健 さん
    テーマ ノート、まずしい僕の進行形
    種別 生花
    花材 紅柳、アレカヤシ、極楽鳥花
    コメント あるミュージシャンは言う、若さゆえの葛藤は美だ。
    ある面接官は言う、インクルージョンな世界はZ世代がイニシャティブ持ってOJTで進めるべきだよね。
    ある教師は言う、努力は必ずしも実らない。

    僕は分かったように頷き、過去と未来のレジュメにうつす。

    昨日の奥の十億年、明日の奥の十億年。
    若さという悪夢はいつ終わるのだろうか、たまらず僕はくしゃみする。
    審査委員長より

    繊細な赤い柳の枝を丹念にさばき美しさを引き出しました。取り合わせたアレカヤシの葉の緑が対照的で伸びやかな作品です。
  • 京都市長賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    龍谷大学1年生
    秋田 真唯子 さん
    テーマ 紅葉
    種別 生花
    花材 もみじ、リュウキュウシャガ、キキョウ
    コメント もみじや桔梗を使って、自分の想像する「秋」を表現することができたと思います。華やかな紅葉の中で、紫の桔梗の花を生けることによって全体を引き締めました。
    審査委員長より

    色づいたモミジと可憐なキキョウが印象的な作品です。 水際も美しく清涼感を感じました。
  • 京都市教育長賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    根室市立柏陵中学校2年生
    長口 愛香 さん
    テーマ 未来へ羽ばたけ
    種別 自由花
    花材 ロベ、コスモス、フジバカマ、マサキ、トウガラシ
    コメント ロベを鳥が大きく羽ばたくイメージになる様に半分の葉を全部切り落としたりするのが大変でしたが、楽しく生ける事が出来ました。オレンジのコスモスも伸びやかに長く合わせる事でイメージ通りにできました。
    審査委員長より

    フェニックスロベリニー(ロベ)の葉の大きさに変化をつけ、その間に1輪のコスモスを印象的に配置しています。大胆な構成が面白い作品です。
  • 読売新聞社賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    鈴鹿工業高等専門学校4年生
    西村 桃香 さん
    テーマ 躍動する未来へ
    種別 自由花
    花材 さんざし、だん菊、カラーリーフ
    コメント 高専4年生となった今、進路に対して不安を抱くことが多くなりました。そんな自分を鼓舞する想いを込めて、過去(奥)から未来(手前)へ力強く成長していく様子を躍動感のあるさんざしで表現しました。だん菊は、日々の努力や苦悩の中での楽しさをイメージし、華やかな印象にしました。
    審査委員長より

    赤い実をたくさんつけたサンザシの枝をダイナミックに用いた作品です。湧き上がるような躍動感を感じました。
  • 朝日新聞社賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    函館市立深堀中学校2年生
    五十嵐 春菜 さん
    テーマ 秋うらら
    種別 自由花
    花材 スチールグラス、沖縄デンファレ、ウメモドキ、キイチゴ
    コメント スチールグラスを写真のフレームに見立てて、秋の日のおだやかでやさしい感じを表現してみました。
    審査委員長より

    紅葉したキイチゴの葉を面的に使用し、赤いウメモドキの実を配したことで、足元の構成に力強さを感じました。 それに対してふわりと使ったスチールグラスの曲線で優しい雰囲気を作り出しています。
  • 毎日新聞社賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    篠栗町立篠栗中学校3年生
    有隅 治貴 さん
    テーマ 希望
    種別 自由花
    花材 フトイ、センニチコウ、ジャワビロウ、ソリダコ
    コメント フトイの線が色々な角度に曲がっていて、それは僕がこれから乗り越えていく困難や壁に思われ、その先の希望に向かっていくということを表現しました。
    審査委員長より

    花器の形と花材が調和した作品です。フトイを折り曲げるテクニックをうまく駆使しています。自由花ならではの面白さを感じます。
  • 産経新聞社賞

    学校華道インターネット花展 優秀賞作品
    女子学院高等学校1年生
    松尾 優里 さん
    テーマ やさしくつながる
    種別 自由花
    花材 トルコキキョウ、モカラ、リキュウソウ、ギボウシ
    コメント 2つの花器をリキュウソウで柔らかい曲線を描いて繋ぐことで、人と人が優しく繋がっている世界を表現しました。
    審査委員長より

    2つの花器を使いリキュウソウで繋ぐことでテーマをうまく表現できています。 花器を真横でなく奥行きのある並べ方をした点に工夫を感じます。

ブロック賞

  • 北海道新聞社賞(北海道ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    北海道札幌北高等学校3年生
    山崎 花音 さん
    テーマ 瑞風
    種別 自由花
    花材 沖縄シャガ、玉シダ、かすみそう、トルコキキョウ、サンダーソニア
    コメント 沖縄シャガの花言葉の1つに「決心」があります。私は来年度から大学生になるので、大学で自分のやりたいことを全力でやり切ろう! という未来への前向きな「決心」をこの作品を通して表現しました。また、右に流れる沖縄シャガで自由とそよ風を表現しました。 作品テーマの瑞風という言葉はみずみずしい風のことであり、吉兆を表します。そして、かすみそうの花言葉は幸福です。この作品には沢山の希望が詰まっています!
    審査委員長より

    沖縄シャガを優しく矯めることで美しい曲線を作り出しました。 その中でも強めに曲げた1枚の葉が効果的です。足元のまとめ方も秀逸です。
  • 河北新報社賞 (東北ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    仙台白百合女子大学3年生
    佐藤 愛華 さん
    テーマ 信念
    種別 自由花
    花材 つるうめもどき、なでしこ、ガーベラ、りんどう、クッカバラ
    コメント 変化の激しい世の中でも、自分を見失わないように信念を持っていたいという想いからいけました。 赤いガーベラやクッカバラで凛とした強さを、そのなかにも常にしなやかさや優しさを持ち合わせている様子をなでしこ、りんどう、そしてつるうめの動きで表現しました。 お花を生けている喜び、幸せを感じながらいけることができました。見てくださった方の心に豊かさや優しさを少しでも届けられたら嬉しいです。
    審査委員長より

    口が2つあるU字の花器をうまく使用できています。 クッカバラの葉が効果的に用いられました、ガーベラの表情もかわいいですね。
  • 東京新聞賞(関東ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    宝仙学園中学校1年生
    大下 葵々 さん
    テーマ 繋ぎ
    種別 自由花
    花材 ダリア、ヘンヨウボク、スチールグラス、かすみ草、ニューサイラン、スターチス
    コメント この作品は、私が小さい頃通っていた幼稚園のお寺に飾る作品で、もう会う事のできない人と今の私たちが繋がれるといいなとう想いを込めていけました。 いけるときに、ダリアの美しさを引き立てるように工夫しました。また、かすみ草を使ってダリアをぼかすことでもう会うことのできない人との遠さを表現しました。そしてスチールグラスで、その人と私たちを繋ぐように、曲線で少し遠回りするようにいけました。
    審査委員長より

    2つの花器をスチールグラスの優しい線でつなげた作品ですね。 3輪のインパクトのあるダリアが印象的に見えます。
  • 北國新聞社賞(北陸・甲信越ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    長野県辰野高等学校2年生
    上島 萌花 さん
    テーマ 私の好きなお花を集めて
    種別 自由花
    花材 ルドベキア・ヒルタ、アケビ、オミナエシ、キキョウ
    コメント これまでのお稽古で活けてきた私が好きと特に感じたお花を今回使用して活けました。アケビの葉の落ち着いた緑色でリラックスでき、ルドベキア・ヒルタの元気が出る明るい雰囲気がとても好きです。今回はアケビの枝をアーチ状に活け、静かで穏やかな心の中にルドベキア・ヒルタで楽しさや嬉しさという気持ちも含め表現しました。私の今の気持ちを好きなお花を使用し、楽しく活けることができました。
    審査委員長より

    アケビの枝を大きく用いることで作り出された空間の面白さが印象的な作品です。 平面的な写真ですが奥行き感を感じました。
  • 中日新聞社賞(東海ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    ミス・パリエステティック専門学校名古屋校3年生
    坂田 愛里沙 さん
    テーマ クリスマスに降り積もる粉雪
    種別 自由花
    花材 バラ、ヒイラギ、カスミソウ、ナンキンハゼ、ミリオン、サンザシ
    コメント 綺麗なワインレッドの薔薇が咲いている地面には粉雪が降り積もっておりクリスマスのロマンチックな雰囲気を感じられるような作品をイメージしました。
    審査委員長より

    クリスマスをテーマにした作品ですね。赤いバラの表情をうまく捉えられています。
  • 京都新聞賞(近畿ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    松蔭中学校1年生
    川端 陽菜 さん
    テーマ しなやかに、強く
    種別 自由花
    花材 カーネーション、かすみ草、スチールグラス、ドラセナ、ベゴニア、ベニヅル
    コメント 窮屈な日々が続いてたが、その中でもしなやかに体を使い強く健康そして美しく生活していきたいと思います。
    審査委員長より

    ピンクと白を基調とした明るい印象の作品ですね。真っ直ぐに用いたカーネーションが印象的です。優しいスチールグラスの輪で楽しい雰囲気が生まれました。
  • 中国新聞社賞(中国・四国ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    愛媛大学附属高等学校1年生
    野村 知波 さん
    テーマ 花野
    種別 生花
    花材 藪デマリ、キキョウ、オクロレウカ
    コメント 心が落ち着くような灰青の花器に惹かれてこの花器に合わせた花材を選びました。そして万葉集のなかで秋の七草と歌われるキキョウ(歌の中の表記は朝顔)と、鮮やかな京緋色の実、少し枯れた黄朽葉の葉を使い、秋の豊かな色彩を詰め込みました。生けるときに意識したことは秋風になびくような曲線を作ることと、キキョウが一番きれいに見える角度にすることです。生花を応募するのは初めてですが、納得のいく、作品になりました。
    審査委員長より

    生花正風体の三種生です。色づいたオクロレウカの葉に季節の移ろいを感じます。 体に用いた可憐なキキョウも印象的です。
  • 西日本新聞社賞(九州・沖縄ブロック賞)

    学校華道インターネット花展 ブロック賞作品
    北九州市立田原中学校3年生
    吉村 楓 さん
    テーマ 秋風
    種別 自由花
    花材 紅葉、ダリア、アルストロメリア、ライムポトス
    コメント 私は「楓」と言う名前なので、楓がとても好きです。自分の個性がある花材として三年最後の作品にしました。秋の時期、楓が秋風と共に緑から紅へと変化し、紅葉へと移り変わっていく様子を表現しました。また紅葉は古くからある日本ならではの自然の美しさであり、その「日本の美」が感じられような作品になるよう心がけました。
    審査委員長より

    美しく紅葉したモミジを大きな空間に働かせた作品です。 グラデーションのかかったモミジの葉1枚1枚に作者の思いを感じます。

入選

大学・短大の部(2名)

  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    倉敷芸術科学大学2年生
    山谷 菜月 さん
    テーマ 花一輪に思いを寄せて
    種別 自由花
    花材 アレカヤシ、ガーベラ、ポトス、花ナス、ワレモコウ
    コメント アレカヤシで空間をつくり、その中に「冒険心」を表すオレンジのガーベラと、「変化」を表すワレモコウを加えて、著しく変化するこの世の中に対して不安を抱くのではなく、新しいことを発見する冒険だと思い、いっそのこと楽しもうではないかという前向きな気持ちを表現しました。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    愛媛大学4年生
    城下 里隠 さん
    テーマ 湖畔の風
    種別 自由花
    花材 アマランサス、オミナエシ、ユリ、タニワタリ
    コメント 湖のほとりに花が咲き、そこに風が通っている風景をイメージしました。アマランサスの動きにゆとりを持たせる事で風の通り道が見えてくる様に意識しました。アマランサスの高さと対比させる様に丸くカットしたタニワタリやユリを配置し、動きを強調させつつ全体を通したまとまりを生み出せるように心がけました。湖畔の和やかな風景を感じて頂けるとうれしいです。

専門学校の部(1名)

  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    北海道芸術デザイン専門学校2年生
    杉田 多茉美 さん
    テーマ 木陰
    種別 自由花
    花材 マユミ、カラー、シャクヤク、スプレーマム、リキュウソウ
    コメント 大きな木々に遮られながらも木陰で咲くお花の美しさを表現したいと思い、生けました。マユミを大きく生け、足元のスプレーマムやシャクヤク、リキュウソウは、穏やかな風が通るような空間を意識しました。そして、全体的に少ない色でカラーの黄色をより引き立たせるようにしました。

高等学校の部(6名)

  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    宮城県涌谷高等学校3年生
    門脇 珠央 さん
    テーマ 上を向いて
    種別 自由花
    花材 ガーベラ、ヤマニシキギ、オクロレウカ、リンドウ、オンシジューム、ナズナ、ナデシコ
    コメント 私は日々、進路への不安から下を向いていました。ですが、これからは上に向かってのびているガーベラのように私も上を向いて頑張りたいと思います。そしてガーベラに沿うように高くいけたオクロレウカは、私の将来の道を表しました。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    東洋大学京北高等学校1年生
    赤津 多美 さん
    テーマ 円月
    種別 自由花
    花材 ゴールデンスティック、デンファーレ、木苺、スプレーバラ
    コメント 独特な形の花器を選んだので上手にいけられるか不安でしたが、自分なりにいけられて、いい経験になりました。 苦労したこともありましたが色鮮やかな花を取り合わせ、いけることができて楽しかったです。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    龍谷富山高等学校3年生
    中居 ココ さん
    テーマ 秋模様
    種別 自由花
    花材 キキョウ、カシワバアジサイ、ギボシ、ガマノホ
    コメント 秋になると稲が茶色になったり雨が多くなるのでそれをイメージしてガマノホを使ったり花器の半分側だけをあえて使かい水面を見せて雨を表現しました。そしてキキョウを主役にして雨の中負けずに立っているような力強さを表しました。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    福井県立高志高等学校2年生
    伊部 成美 さん
    テーマ 友だちとの談笑
    種別 自由花
    花材 スチールグラス、ガーベラ、スカビオサ、アレカヤシ、アゲラタム、アナベル、トウガラシの実、ホウズキの実、フレイクチョコラータ
    コメント 私はこの作品で、休み時間や、放課後の友だちとの会話を表現しました。ピンクのガーベラで明るい表情の友だちを、スチールグラスを、まるくし、多く飛ばしたことで楽しい会話がはずみ、どこまでも広がる会話を表しました。ホウズキの実は会話から繋がる会話、普段の生活の中で出てくる会話のきっかけを表現しました。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    高山西高等学校2年生
    長島 日南 さん
    テーマ 将来の私
    種別 自由花
    花材 フジハラン、カスミソウ、ガーベラ、ギボシの葉、オンシジウム
    コメント この作品には私の将来への思いがたくさんこめられています。 ギボンの葉を2つ生けることで未来に向かってつき進んでいく、夢に向かってがんばるなどの前向きな気持ちが表されています。 この作品は、うさぎのような見た目で、うさぎは小さいけど、たくましく生きているように私をたくましく未来に向かってがんばりたいと思います。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    福岡県立北九州高等学校1年生
    中村 心都 さん
    テーマ 氷の女王
    種別 自由花
    花材 かすみ草、バンダ、加工材ヤナギマキ、ブルースター、ウーリーブッシュ
    コメント 私はディズニーの中でも「アナと雪の女王」のLet It Goが流れ、エルサが氷の城を作るシーンの美しさが特に印象に残っており、今回その美しさが伝わるような作品を目指しました。かすみ草はエルサの魔法の雪をブルースターはドレスを、そして上品な美しさをもつバンダはエルサをイメージしました。遠近法を使うことで全体的に躍動感のあふれるような作品にしました。

中学校の部(2名)

  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    香芝市立香芝中学校3年生
    山下 藍 さん
    テーマ
    種別 自由花
    花材 アンスリューム、ヤツデ、ローゼル、コボウズオトギリ、シモツギコスモス、沖縄シャガ
    コメント 花を見て、この花はこの方向を向きそうだな、この花はこっちを向いてそうだななどの個性を一つの作品にまとめながら、緑っぽい色だけでなく、黄色や白、赤色などの色を取り入れ、私の思う楽しそうな感じや、にぎやかな雰囲気を作品に込めました。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    東広島市立高美が丘中学校3年生
    渡邉 愛心 さん
    テーマ
    種別 自由花
    花材 フトイ、アジサイ、デルフィニューム、ソリダスター、スターチス
    コメント フトイを利用して三角形を3つ作りました。これは私の心のバリケードを表現しました。そして、私の心の内側にある、アジサイやデルフィニューム、ソリダスター、スターチスで、心の内に秘めている奥深い心情を表現しました。メインをアジサイにすることで、心の美しさを表現することができました。グラデーションも意識したことで、私の「心」をより深く表現することができました。

小学校の部(2名)

  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    湯沢市立湯沢東小学校3年生
    田口 陽莉 さん
    テーマ ダンス
    種別 自由花
    花材 ダリア、ヒペリカム、ニューサイラン、あけびのつる
    コメント ダンスをおどっているときの音楽をニューサイランとあけびのつるをつかって表して、ダリアで妹と、わたしがおどっているイメージを表しました。
  • 学校華道インターネット花展 入選作品
    福島県南相馬市立原町第一小学校2年生
    原 桜花 さん
    テーマ 仲良しなお友達
    種別 自由花
    花材 カラー、デルフィニウム、レースフラワー、オキナワジャガ、キク
    コメント オレンジ色の可愛いキクの花がとても気に入りました。 可愛い女の子の周りを優しく見守っているお友達がカラーの花です。 さらにその周りにもお友達が集まってきて、楽しくおしゃべりしています。

団体賞

上位3校を選考しました。

  • 日本教育新聞社賞

    日本教育新聞社賞
    大阪成蹊女子高等学校
  • 月刊誌「華道」賞

    月刊誌「華道」賞
    山脇学園中学校
  • 月刊誌「ざ・いけのぼう」賞

    月刊誌「ざ・いけのぼう」賞
    京都市立西京高等学校

総評

第25回学校華道インターネット花展は、1,149校・6,032作品の応募をいただきました。長引くコロナ禍で、通常の学校活動が思うように進められない状況が続くなか、池坊いけばなに取り組んでいただき感謝申し上げます。
全応募作品の中からノミネート作品を選び、「いけばな池坊最優秀賞」、「文部科学大臣賞」をはじめとする各賞を決定いたしました。受賞された皆さん、おめでとうございます。 また惜しくも受賞を逃されたノミネート作品は、2月1日より公開しています「第25回 応募校一覧」からご覧いただけます。

審査会は、京都府 文化スポーツ部 副部長・西村美紀氏、京都府教育庁 指導部高校教育課 総括指導主事兼係長・田中誠樹氏、京都市 文化市民局 文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 事業推進担当課長・牧澤憲氏、京都市教育委員会 指導部 学校指導課 指導主事・田中佑明氏、読売新聞京都総局長・長谷川敏子氏、朝日新聞京都総局・西田健作氏、毎日新聞社 京都支局長・野上哲氏、産経新聞社 京都総局長・梶原紀尚氏、北海道新聞社 大阪支社長・笠井孝一氏、河北新報社 大阪支社長・牛田朝久氏、中日新聞社 大阪支社長・海蔵浩展氏、北國新聞社 事業局 事業部 係長・小山健吾氏、京都新聞COM 事業推進局長・石徳和彦氏、中国新聞社 大阪支社 編集部・森下敬氏、西日本新聞社 大阪支社 メディアビジネス部 部次長・添田弘幸氏、日本教育新聞社 関西支社 グループマネージャー・森口大志氏、審査委員長である華道家元池坊 池坊専好次期家元、副審査委員長・池坊中央研修学院 准教授・土屋郁剛氏、池坊雅史事務総長のご出席のもと、行われました。

池坊専好次期家元は、「このインターネット花展も年々レベルが上がってきていると感じます。今回は海外からの参加者の作品がノミネートされ、日本のいけばなに関心をもち、チャレンジしてくださる方が増えているのではと感じます。また、今回上位に格花の立花や生花という、池坊の美意識を理解し研鑽が必要な作品が多く選ばれました。稽古の成果や鍛錬の重要性が審査員の皆様に高く評価されたのではないでしょうか。」と総評を述べました。

華道家元池坊では、当事業をはじめ、「Ikenobo花の甲子園」など様々な教育の場での事業に取り組んでいます。 各事業がさらに充実、促進するよう努めてまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。次回も皆さんからの学生らしさ溢れる、瑞々しい作品のご応募をお待ちしております。 (事務局)

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