2023年祇園祭に各所でいけばな作品が展示されます
◇祇園祭 南観音山のご本尊にいけばなを奉納
34基(後祭11基)ある山鉾のひとつ、南観音山の本尊である楊柳観音像(ようりゅうかんのんぞう)に、いけばなを奉納します。
南観音山は女性でも上れるため、ご家族そろって拝観いただけます。
※拝観は有料。
後 祭:7月21日(金)~7月23日(日)
場 所:南観音山
(京都市中京区百足屋町(むかでやちょう)新町通錦小路上ル)
◇第37回~祇園祭にいける~いけばな展 ストリートギャラリー
京都いけばな協会に所属する流派が、八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの四条通のショーウィンドウをストリートギャラリーとして、いけばなの作品を展示。池坊からは城野眞理子支部長(京都支部)が豊田愛山堂に作品を展示します。
期 間:7月15日(土)~7月17日(月・祝)
(時間:各店舗に準ずる)
場 所:祇園石段下から烏丸までの四条通
◇池坊短期大学 2023年度「祇園祭協賛 花きらきら」 =次期家元作品を展示=
祇園祭(前祭)に合わせて、池坊短期大学が一般開放され、祇園祭協賛「花きらきら」が開催されます。
池坊専好次期家元の大作いけばな展示をはじめ、池坊短期大学生によるいけばな展、茶会や祇園祭特製スイーツ販売などのイベントが行われます。
期 間:7月15日(土) 14:00~17:00
7月16日(日) 9:30~14:30
場 所:池坊短期大学
(京都府京都市下京区四条室町鶏鉾町)
【くじ取り式】
くじ取り式とは、17日の前祭、24日の後祭の山鉾巡行順を決める行事で、現在は7月2日に京都市長立会いのもと、京都市議会場で行われていますが、室町時代末期頃から幕末までは六角堂で行われていたようです。
池坊家に代々伝えられてきた年中行事の覚書にもその様子が記されており、古い書物(『日本年中行事大全』[天保3年刊])にもその様子が記されています。
また、『祇園御霊会細記』[宝永7年刊]にはその時の様子が絵図として残っています。
【祇園祭とは】
京都 八坂神社の祭礼で、大阪の天神祭・東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつに挙げられており、その歴史の長いこと、またその豪華さ、祭事が1ヶ月にわたる大規模なものであることで広く知られています。
およそ1100年前、神泉苑に日本全国の国の数の鉾66本を立て、祇園の神を祀り災厄の除去を祈る祇園御霊会を行ったのが始まりと伝えられています。
祭のハイライトは34基の山鉾巡行で、例年、前祭巡行23基が7月17日に、後祭巡行11基が7月24日に行われます。