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2024.01.17

月刊誌『華道』『ざ・いけのぼう』2024年2月号発売

『華道』2月号のご紹介

2月号の「季節の花材をいける」の特集花材は“梅”。清水新一教授の梅を主にした生花新風体をはじめ、梅を印象的に用いた作品5作が並びます。また、毎月直真と除真の立て花を掲載する「立て花鑑賞」では、東勝行特命教授のヒノキを真にした直真の立て花(下写真)と木蓮を真に用いた除真の立て花が掲載されています。

植物学者で沖縄大学教授の盛口満氏が沖縄のユニークな植物を紹介する「南の島の草花だより」は<帰化植物あれこれ>についてを掲載。その昔、文字の練習にも使われたという分厚い葉を持つ「セイロンベイケイ」を取り上げています。

また、全国の花の名所を特集する「折々 花めぐり」では、兵庫県西播磨のたつの市にある、綾部山梅林と近接する世界の梅公園を訪ね、瀬戸内海を背に楽しむ観梅の魅力を紹介しています。

『ざ・いけのぼう』2月号のご紹介

作品鑑賞ページ「如月の花」には、土屋郁剛准教授のレンギョウの生花を掲載。また、「花からの発想 花器からの発想」には古川幸司講師の自由花を掲載。瑠璃色の水盤からの発想で霧が立ち込める早春の清浄な空気感が表現されています。

1月号からスタートした、各月のテーマに沿ったいけばな作品を掲載する特集ページでは、「花を贈ろう~その一輪に心を託して~」と題して、花を贈る習慣についての歴史やマナーと共に、花贈りのアイデアが詰まったいけばな作品をご紹介します。

全国の花展の様子を紹介する「花展レポート」では昨秋に行われた「第46回東北六県連合花展」と「第46回北陸三県連合花展」の出瓶作品が、読者からの投稿作品を紹介する「みんなの花展」は<バラを用いたいけばな>というテーマで募集した作品が掲載されています。「みんなの花展」は池坊会員の方ならどなたでもご参加いただけますので、ぜひお稽古の際に挑戦してみてください(投稿の方法などの詳細については誌面をご確認ください)。

株式会社日本華道社より、月刊誌『華道』『ざ・いけのぼう』の2月号が発売されました。

『華道』は華道人としての美意識を高める教養誌。池坊専永家元、池坊専好次期家元はじめ池坊中央研修学院の教授陣の作品を多数掲載。いけばな作品のほかにも和の文化や歴史、美術、花の名所、植物の生態など多彩な情報を紹介しています。2024年の表紙も2023年に引き続き、日本画家・山﨑鈴子(れいこ)氏が担当しています。

『ざ・いけのぼう』は、いけばなを制作する際のポイントや花の取り合わせ方など、基本的な知識や制作のアイデアなどを紹介したいけばなレッスン誌。池坊専好次期家元の作品や池坊中央研修学院の教授陣による作品はいけばなを学ぶための工夫が満載で、学ぶ楽しみが増す実用的な一冊です。こちらの表紙も2023年に引き続き、池坊専宗青年部代表が写真を担当。独自の目線で切り取られた日常の風景が表紙を飾ります。

毎月届く年間購読もお薦めです。

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