その他
2018.08.01

文化庁 地域文化創生本部 インターンシップ生によるいけばな体験を行いました

7月31日(火)、文化庁 地域文化創生本部(京都市東山区)でインターンシップ生として就業している大学生4人が、京都の文化体験・現場の理解を目的として池坊を訪れました。

一行はまず道場にて、一般財団法人池坊華道会 事務総長 池坊雅史による講話を聴講。道の世界における道場の位置づけや、それを一門がどう守り伝えてきたかや、また道の世界の文化に足を踏み入れることが人生にどれだけ彩りを与えるかなど、ここならではの話に一生懸命耳を傾けていました。
その後、職員の案内にて六角堂・いけばな資料館を見学し、いけばなの歴史や背景を学ばれました。引き続いて行われたいけばな体験では、ただ美しい花を用いて形の整った作品をいけるのではなく、素材・花器・環境・行事など様々な要素を鑑み、それに相応しいものをいけることが肝要であること。そして、そのためにはどのようにいければよいか講師からレクチャーを受け、熱心に取り組まれました。
同じ花材を用いているはずなのに、いけ手の個性によって全く異なる様相を呈し、ひとつとして同じ作品にならないといういけばなの面白さに、一同驚かれていました。

また文化庁での就業体験を希望されたインターンシップ生ということもあり、歴史的なことや実技だけではなく池坊としてどんな事業を執り行って、またその中にどんな苦労があるかについても触れ、文化振興の現場でどのようなことが行われているかご理解いただく一助となったのではないでしょうか。


 文化庁

 文化庁

この記事のシェアをぜひお願いします。