池坊青年部

「いけばなの楽しさや魅力をもっとたくさんの人に伝えたい」「もっといけばなを地域に広めたい」。
そんなあなたの思いを、同じ池坊いけばなを学ぶ仲間と一緒に、日本の伝統文化である
いけばなを広めていくお手伝いをしていきませんか?こちらでは青年部の活動をご紹介します。

青年部について

  • 池坊青年部
青年部では、次代の池坊を担う人材の育成と資質の向上を目的としています。全国にある各支部に所属する青年部の会員同士が親睦を深め、交流しながら、池坊人としての必要な基礎教養や技術を習得しています。
部員数は地域により異なりますが、数十人で活動しています。設立数十年の青年部や、活動を始めたばかりの青年部と様々ですが、柔軟な発想で池坊いけばなの普及振興に努めています。

青年部代表 池坊美佳からのメッセージ

  • 池坊青年部
2020年は日本でもコロナウイルス感染が広まり、未曽有の状況下、全国で祭事やイベントが軒並みに延期や中止となり、私たちの価値観も変わってきました。

こんな時代だからこそ「心の豊かさ」を改めて知ることができるのが「伝統文化」だと信じています。
「いけばなの上達」だけでなく、花を愛でて「日本の四季」を知り、先生と季節の挨拶を交わし、先師を敬い、後進を育てていく過程の中で 「言葉遣い」「先生との距離」「人との距離」「人への思いやり、気遣い」 伝統文化のひとつである「いけばな」は、 たくさんのことを教えてくれます。
長い歴史をかけて積み重ねられてきた英知の結晶であり、人と人とが共生し地域社会を築いていく糧となり、また。新たな文化との出会いは私たちの想像力を高め、感性を刺激し、生活を豊かにするものと思っております。

このような状況において次代に伝承していくことが求められ、また、それを積極的に行っていくことが私たちの使命であると考えます。

プロフィール

華道家元池坊青年部青年部代表
天皇結婚の儀の際、宮中晩餐の儀における宮殿のいけばなの挿花に参加
京都三大祭のひとつ「葵祭」の第39代斎王代を務める
以降、会場プロデュースや海外でのいけばなデモンストレーションを精力的に行う

■著書
「永田町にも花を生けよう」平成13 年(2001)講談社

青年部の活動

旧七夕会での境内での合同制作展示や、地元で開催されるイベントやボランティア活動に参加するなど、いけばなを通じて様々な場面で地域のみなさんと親睦を深めています。
  • 短冊を使っての大作展示
    テーマは「飛翔」全国から集まった願い事が書かれた短冊を使っての大作展示。
  • 「わ のちから」をテーマに5色の輪を使った作品
    「Departure(出発)」をテーマに5色の輪を使った作品を境内に展示。
  • 商店街でのストリート花展
    地元商店街でのストリート花展を開催。お買い物途中の方にも見ていただくことができ、好評でした。