池坊のいけばな

立花

立花の様式は、室町時代に書院造という建築様式が造り出され、それを構成する一部として、床の間の原形となる押し板が成立したことによって生まれました。押し板を飾るものとして出発した立て花は、床の間の完成とともに儀式の花、饗応の花として重んじられ、立花としての様式を整えていったのです。立花は、床の間という空間のなかで育まれてきた様式といえましょう。

立花には、立花新風体と、立花正風体の二種類があります。

立花の歴史と現状について

立花新風体

花材:いちょう、ピンクッション、ポトス、カラー

写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。


立花新風体の特徴

表現する内容を重視した立花の新しい様式で、伝統的な美感と構造を基本としつつ、花材ののびやかさ、新鮮さ、艶やかさを備えます。また、花材を広範囲に選び、意外性や対照効果のある取合せにより、明るさ、鋭さ、際立ちなどの美を表現します。


ページトップへ

立花正風体

花材:ヤマユリ、ナツハゼ、ヒオウギ、ヒノキ、キキョウ、ムクゲ、ワカマツ、ナデシコ、ビワ、オミナエシ、オクロレウカ、シャレボク

写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。


立花正風体の特徴

立花正風体は池坊立花の伝統的な美感と、七つあるいは九つの役枝からなる構造を基本とし、花形の骨組にならって構成されます。また、複雑で多彩なその構成は、自然のおもかげや雄大な風格を表出します。


ページトップへ
池坊のいけばなトップへ戻る
いけばな池坊トップへ戻る