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立花の様式は、室町時代に書院造という建築様式が造り出され、それを構成する一部として、床の間の原形となる押し板が成立したことによって生まれました。押し板を飾るものとして出発した立て花は、床の間の完成とともに儀式の花、饗応の花として重んじられ、立花としての様式を整えていったのです。立花は、床の間という空間のなかで育まれてきた様式といえましょう。
立花には、立花新風体と、立花正風体の二種類があります。
表現する内容を重視した立花の新しい様式で、伝統的な美感と構造を基本としつつ、花材ののびやかさ、新鮮さ、艶やかさを備えます。また、花材を広範囲に選び、意外性や対照効果のある取合せにより、明るさ、鋭さ、際立ちなどの美を表現します。
立花正風体は池坊立花の伝統的な美感と、七つあるいは九つの役枝からなる構造を基本とし、花形の骨組にならって構成されます。また、複雑で多彩なその構成は、自然のおもかげや雄大な風格を表出します。










