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生花をいけるとき、もっとも大切にされるのは花の出生です。出生とは、花木それぞれが本来有している性情、いわば花の個性といえましょう。これに対して、光に向かって枝葉を伸ばし、花を咲かせ、風雨など環境に応じて生育するという草木が共通してもつ性情を「自然」として、いけばなでは区別してきました。生花は、草木固有の出生を尊重し、その性情にかなういけ方により、その花らしさ、草木の内に息づく生命の輝きを端的に表そうとする様式なのです
生花には、生花新風体と、生花正風体の二種類があります。
池坊の草木の生命をみつめる伝統的な美意識を背景に、花材を多角的にみつめ、色や形、質、いのちの伸びや張りなど、さまざまな美をいけるものの現代感覚を反映して、明るさや生命感のある鋭さ、際立ちとして表現します。
古くより物のなりたちの基礎となってきた陰・陽や天・地・人になぞらえた真・副・体という役枝によって構成されています。この三つの役枝が、一株となって水際からすぐやかに伸びいで、真を中心に相互に呼応しながら伸びたつ形で構成され、特有の格調美を見ることができます。










