池坊スキルアップ講座を開講しました
京都・華道家元池坊において今年度より新規開講となる池坊スキルアップ講座を開講しました。
本講座では、「古典立花」や「教え方」を学ぶ講座など夏季・冬季に限らず、一年を通じてその時季に応じた花材を使用した池坊いけばなを学べます。初伝から参加可能で、1回から受講できますので、初心者の方にもお勧めです。
8月には、「初めての古典立花」や「蓮一色と蓮を使った立花新風体」などの講座が行われました。受講生からは「夏季、冬季以外での2日間の講座があるのは嬉しい」「地元ではなかなか手に入れられない花材を扱えたので良かった」などの感想をいただきました。
受講者の声
「初めての古典立花」(担当:古川幸司 准教授)
スキルアップ講座は花形ごとに一年を通して学べるスタイルで、講座を選びやすくて良いと思います。日程も様々なので受講しやすいです。古川幸司准教授の丁寧なご指導により、2日間で古典立花を経験できたことは大変良い勉強でした。
「蓮一色と蓮を使った立花新風体」(担当:小林春荘 教授)
蓮は地元ではなかなか練習できないので、今回受講することができて良かったです。小林春荘教授が蓮一色をいける際の花材の水揚げ方法からいけ方まで分かりやすく説明してくださり、初めて蓮を使いましたが立調できました。
「一種生(蓮、かきつばた、河骨)」(担当:中村福宏 教授)
3日間の講座を通して生花の歴史・生花の美・いける際の心構えをじっくりと学べて、私にとって確実なスキルアップとなる講座でした。このような講座を今後も受けたいと思います。
「指導者講習会(全花形)」(担当:今川清 研究員)
今川清研究員がとても丁寧に説明してくださり、学校華道などに活用できそうな「話のきっかけ」を教えていただけました。立花正風体の実技では、改めて基本の重要性を学べました。
「池坊スキルアップ講座」は、中央研修学院に通われていない方や本部主催の講座に参加されたことのない方も大歓迎です。
ぜひ、ご受講をご検討ください。