いけばなの根源池坊展 名古屋花展を開催しました
愛知県の松坂屋名古屋店で9月10日(水)から15日(月・祝)、「花 いのち みらい」をテーマにいけばなの根源池坊展を開催しました。華道家元四十五世 池坊専永家元、池坊専好次期家元、池坊専宗青年部代表をはじめ東海地区で活躍する華道道家による菊、ワレモコウ、キキョウ、オミナエシなど秋の彩り豊かな花材を用いた作品が、期間中に延べ400点展示されました。
初日の9時15分から大村秀章愛知県知事、広沢一郎名古屋市長をはじめとする来賓を迎えて開会式が行われ、主催者あいさつ、祝辞の後、テープカットで開場。続いて家元、次期家元、青年部代表による巡視が行われました。2次展は池坊美佳審議役、3次展は池坊雅史事務総長が巡視し、三連休中には青年部代表が無料観覧コーナーの学生席を訪れました。
家元作品は「山に深緑満つ」として、エゾマツ、ツルウメモドキ、シャレ板を用いた大作の立花新風体、次期家元作品はミモザアカシア、ケイトウ、ツルウメモドキによる大作自由花、青年部代表はキンメソウ、パープルファウンテングラス、ヤンバルガンピなどを用いたいけばなを展示しました。
会場には、池坊の「命の哲学」を言葉で添えた「いのち輝く池坊のいけばな」コーナーや、「大阪・関西万博」での池坊展の様子を紹介し、その展示環境を再現したコーナーも設けられ、注目を集めました。
青年部コーナーでは、いけばな展示のほか、12名による共同制作「木の枝の屏風」も披露されました。
さらに会場内には中部三県連合会が運営するお茶席が設けられ、連日多くの来場者でにぎわいました。家族連れや若年層、海外からの来場者、近畿圏から訪れる人の姿も見られました。
期間中、南館マツザカヤホールでは「花の甲子園 東海大会」も開催されました。
会期中、多数ご来場いただき、誠にありがとうございました。
開催レポート











