いけばなの根源池坊展 福岡花展を開催しました
福岡市の岩田屋本店で10月15日(水)から20日(月)まで、「花 いのち みらい」をテーマにいけばなの根源池坊展を開催しました。華道家元四十五世 池坊専永家元、池坊専好若宗匠、池坊専宗青年部代表をはじめ九州・沖縄地区で活躍する華道家の作品が、期間中に延べ392点展示されました。
初日の9時15分から来賓を迎えて開会式が行われ、宗匠が主催者あいさつ。来賓、家元、池坊雅史事務総長のテープカットに続き家元、事務総長、青年部代表が全作品の巡視を行いました。2次展は池坊美佳審議役、3次展は若宗匠が巡視しました。
家元作品は「山の、森の気」として、エゾ松、ツルウメモドキ、キリシマツツジ、シャレ板で大作の立花新風体、若宗匠作品は枯れたミモザアカシアの枝を生かし、ツルウメモドキ、ケイトウを用いた大作自由花、青年部代表は当季の花の中で心動かされたナツハゼ、ミヤギノハギを用いたいけばななど、2回いけ替えました。
会場には、池坊の「命の哲学」を言葉で添えた「いのち輝く池坊のいけばな」コーナーや、「大阪・関西万博」での池坊展の様子を紹介し、その展示環境を再現したコーナーも設けられ、注目を集めました。
青年部企画として、さまざまな木の枝で構築した「木の枝の屏風」を展示し、会場を彩りました。
また、花形別のコーナーや、職位が皆伝までを対象としたチャレンジコーナー、学校や伝統文化親子教室などで学ぶ学生席も設けられました。
また15、16日には、同会場で第85回全九州コンクール展が、池坊福岡県連合支部協力のもと開催されました。九州・沖縄37支部・グループから56名が参加。審査員は池坊専永家元、古川浩孝准教授、土屋郁剛准教授が務め、各入賞者が決定しました。
会期中、多数ご来場いただき、誠にありがとうございました。
開催レポート











