見学・体験レポート
2021.03.08

宇都宮短期大学附属高等学校 調理科の生徒がいけばな体験

3月6日(土)、宇都宮短期大学附属高等学校の生徒28名が京都・池坊を訪問し、六角堂・いけばな資料館を見学し、いけばな体験をしました。

同校では、例年「京都研修旅行・世界に誇る和の伝統文化体験」として京都を訪れ、茶道・京料理・陶芸や染織など京都の伝統文化・工芸に触れる研修を3泊4日で実施されており、その一環として、訪問いただきました。

一行は、まず六角堂といけばな資料館を見学。
六角堂の建立から聖徳太子や小野妹子との関わり、華道の起源についての説明を受けました。また、いけばな資料館では、普段見ることの出来ない貴重な資料や展示物に触れながら、華道の歴史や池坊いけばなについて理解を深め、京都ならではの伝統文化に触れました。

続いて、講義では仏前供花から発祥し、座敷飾りへ変化し、成立を遂げた華道の歴史について学びました。また、花の表情をしっかりと見て特徴を見つけることや前後左右の空間を生かしていけることなど、いけばなで大切なことについても説明を受けました。

講師のアドバイスを基に、ガーベラ、スイートピー、ゴッド、オクロレウカを花材に用い、思い思いの作品をいけました。完成後は、作品写真を撮ったり、互いの作品を見合ったりと、終始、和やかな体験となり、華道発祥の地での貴重な経験になった様子でした。

受講いただいた皆さんは、将来、調理師やパティシエを目指されているとのことで、京都で発祥した伝統文化“華道”を通して学んだこと、感じたことを、ぜひ活かして欲しいと願っております。

学校華道では、六角堂、いけばな資料館の見学、いけばな体験を受け付けています。

同校のように研修での実施も大歓迎です。

郵送・Fax・メールのいずれでも受け付けておりますので、華道発祥の地での華道体験に興味のある方は是非、池坊華道会までご連絡下さい。

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