家元・次期家元
2021.03.15

次期家元 池坊専好が京都コングレスにいけばなを展示協力しました

第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)が3月7日から12日まで国立京都国際会館(京都市左京区)で開催され、次期家元 池坊専好がメインホールステージおよびニューホールホワイエに作品を展示しました。

コングレスの日本での開催は50年ぶりで、いけばな展示は京都コングレスのおもてなしイベントの1つとして依頼を受けました。

高円宮久子妃殿下、菅総理大臣が出席されるオープニングセレモニーなどの主要プログラムが実施されるメインホールステージには、京都コングレスのモチーフである桜と松などを使用した立花新風体がいけられました。

参加者がセキュリティチェックのため必ず通るニューホールホワイエには、竹、桜、オンシジウムなどを使用した大作自由花が展示され、日本の伝統文化であるいけばなで来場者をお迎えしました。

作品の完成後、上川陽子法務大臣が作品を見学され、次期家元は今回の作品展示について「いけばなは多種多様な草木を用います。それは草木の個性を大切に、それぞれが十分な働きをしながら相互補完をし、一瓶の調和した円満な世界を創り出します。例えば、今回使用した松は永遠の繁栄。桜は日本を代表する花であり、旬の美しさという時間軸の対比と融合を表しています。このたびの「第14回国連犯罪防止刑事司法会議」開催によせて、いのちを尊重し存分に生かし互いに助け合い多様性のある、誰もがいきいきと生きられる幸せな社会をつくるといういけばなの考えを草木に託します。」と作品に込めた思いを伝えました。

この記事のシェアをぜひお願いします。