家元・次期家元
2021.04.25

次期家元 池坊専好が第2回令和京都博覧会『春』で「松一色」披露しました

池坊専好若宗匠は、京都市東山区の八坂倶楽部(祇園甲部歌舞練場 敷地内)で4月5日から11日まで開催された第2回令和京都博覧会に出演し、「松一色」を立調。IKENOBOYSのパフォーマンスもありました。
令和京都博覧会は、コロナ禍において意気消沈したムードを文化芸術の力で一掃し、京都を盛り上げたいと伝統文化に携わる文化人らが集結し、昨年10月26日に第1回が東山区の青蓮院門跡で開催されました。メンバーは若宗匠、御所人形師・伊東庄五郎、観世流能楽師・片山九郎右衛門、黒田装束店 装束司・黒田知子、放送作家・小山薫堂、大蔵流狂言方能楽師・茂山千三郎、京都吉兆総料理長・徳岡邦夫、青蓮院門跡執事長・東伏見光晋、永楽屋十四代当主・細辻伊兵衛各氏。
第2回となる今回は『春』をテーマに、八坂倶楽部の庭園に特設ステージを組んで6日間、1日2回計12公演が行われました。(雨天時は、建物内で開催)

立花『松一色』は最初の演目で、若宗匠は笛の演奏をバックに袿(うちき)をまとい、被衣(かつぎ)姿で、装束を担当した黒田知子氏と共に登場。続いて狩衣を着たIKENOBOYSの小杉秀樹氏と田中伸明氏が、桜の枝を舞台後方の器にいけていきました。ピンクのオンシディウムを配したあと、作品の中央に月を模した板を設置し、春色の大作自由花を披露しました。

続いて若宗匠が小杉、田中両氏の介添えで、若松、赤松、五葉松などさまざまな松を用いて立花を立てました。完成後は能舞台の鏡板に描かれる影向の松に代えるように大作の月の前に置かれました。
黒田氏は「次期家元の衣裳は雅な有職文様で彩られ、“お花の神様の使い”というイメージで選ばせてもらいました」と話しました。

その後、いけばなの前で能、狂言、京舞などが華やかに繰り広げられました。また、特別ゲストとして5、6日は野村萬斎氏(狂言)、8、9日は井上八千代氏(京舞)、10、11日は田中彩子氏(歌曲)が出演しました。

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