池坊中央研修学院
2021.10.18

【清水 新一】立花研究室

清水 新一 教授より

 「立花を立てる事が好きで、その時間が最も楽しい。」と感じているのは、私だけではないと思います。そのうえ、立花を立てる本来の楽しさを見出し、満足のいく花を立てようと努力する自分や仲間に出会えれば最高です。
 当研究室では、まず池坊の伝統的な美感を育てることを大切に考えています。その為に、花材の選定や構成などを考察することが重要と考えます。さらに、それらと現代の社会状況、花材事情との調和を模索していけば、古典では為し得ない、より幅広い新しい美の追求が出来るのではないかと考えます。

研究内容

<立花正風体>
構造を理解し、伝統的な美感を養う。より指導しやすく、習いやすい立花を模索する。
<立花新風体>
現代の社会状況や花材事情を踏まえながら、現代人の感性を刺激する花の極限に迫る。

 経験の多少に関わらず、一人ひとりのペースで無理のない歩みの中から、自分自身で納得のいく花が立てられるように共に勉強していきましょう。

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