家元・次期家元
2020.12.03

次期家元 池坊専好が立命館西園寺塾で講義を行いました

2020年11月23日、立命館西園寺塾の塾生14名が六角堂・池坊会館を訪れ、次期家元の講義を受講、いけばな体験されました。

参加者は最初に六角堂を見学され、聖徳太子、小野妹子を系譜とする六角堂の縁起やいけばな発祥の地としての謂れ、町衆の寺としての役割などの説明を受けた後、池坊会館内のいけばな資料館で池坊に残される歴史的資料や華道具、西園寺公望筆の書などを見学されました。

2階ホールで行われた次期家元の講義では『いけばなに見る世界観』をテーマに、いけばなの表現することやいけばなの美観について様々な視点から考察し、『専応口伝』が教える「草木の性質や生育する環境を知ること」「自然の摂理を学ぶこと」など、池坊のいけばなが伝える精神性や考え方についても学ばれました。

講義後、次期家元による立花新風体のデモンストレーションが行われました。その後、参加者らは自由花にチャレンジされました。

作品ができあがると、各々が作品のテーマを発表。家族をテーマにされた方や自身の会社を表現した方など様々な作品が完成し、作品で西園寺塾を表現された方は「高いレベルの意識をもって学んでいきたいという気持ちを表現した」と話されました。

終了後には参加者で記念撮影

※同塾は21世紀のグローバルリーダーを育成するための講座で企業経営者や管理職の方々が参加されています。1年間を通じたプログラムの中では「利他の精神」「慈悲の心」「生命への畏敬」「自然との共生・循環」などの日本的・東洋的価値観を学ばれています。

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