家元・次期家元
2022.10.26

次期家元 池坊専好/立命館西園寺塾で講義

2022年10月10日、立命館西園寺塾の塾生21名が京都・池坊を訪れ、六角堂・資料館見学、池坊専好次期家元の講義を受講、いけばな体験をしました。

参加者は最初に六角堂を見学し、聖徳太子、小野妹子を系譜とする六角堂の縁起やいけばな発祥の地としての謂れ、町衆の寺としての役割などの説明を受けた後、池坊ビル3階のいけばな資料館で池坊に残る歴史的史料や華道具、西園寺公望筆の書などを見学しました。

六角堂を見学する参加者

その後、2階ホールに移動。次期家元の講義では『いけばなに見る世界観』をテーマに、いけばなの表現することやいけばなの美観についてさまざまな視点から考察し、『専応口伝』が教える「草木の性質や生育する環境を知ること」「自然の摂理を学ぶこと」など、池坊のいけばなが伝える精神性や考え方について学びました。

講義後、次期家元による立花新風体のデモンストレーションが行われました。その後、参加者らは自由花にチャレンジしました。

いけばな体験の様子

作品ができあがると、各々が作品のテーマを発表。個性あふれるさまざまな作品が完成しました。

テーマを発表する参加者

終了後に記念撮影

※同塾は21世紀のグローバルリーダーを育成するための講座で企業経営者や管理職の方々が参加されています。1年間を通じたプログラムの中では「利他の精神」「慈悲の心」「生命への畏敬」「自然との共生・循環」などの日本的・東洋的価値観を学ばれています。

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