イベントレポート
2023.04.26

第79回 伊勢神宮献華祭を執り行いました

三重県伊勢市の伊勢神宮内宮で4月4日(火)、第79回伊勢神宮献華祭を執り行いました。
同祭では、毎年中部三県を中心に全国から選ばれた会員が、神前にいけばなを奉納しており、今年で79回目を迎えます。
今年は2020年から新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止していた「参進の儀」と「奉賛いけばな池坊展」を再開し、行いました。

午前9時20分、宇治橋から献華を行う参集殿まで下仲幸子理事(斐太支部)を先導役に、池坊専好次期家元、雅史事務総長、献華奉仕者の一行が参進しました。225名の会員が参加する長いお練りの行列となりました。

続いて9時45分から参集殿能舞台において神前奉仕者により紅白の桃の生花がいけられました。神前奉仕者は池坊中央研修学院小林春荘教授(四日市支部)と、一般財団法人池坊華道会宮田喜久和評議員(東海支部)が務めました。奉仕者の一行はいけた花を神楽殿に奉納し、御正殿に正式参拝しました。

参集殿では3年ぶりに直会の儀が行われ、次期家元は「長く伊勢の献華が続けてこられたのも会員の皆様の努力のお陰です。次回節目の80回目も変わらず迎えられることを祈っています。」などと挨拶されました。
参集殿1階の休憩所では3、4日の両日ともに、中部三県の会員による23瓶の奉賛いけばな池坊展が行われました。

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