2025年度 夏季研修講座<東京>を開講しました
7月15日(火)から20日(日)まで、池坊東京会館において夏季研修講座を開講しました。2日ごとのA、B、C、3日程で19講座を開講し、のべ487名が受講されました。
研修講座ではすべての講座に講義があり、体系的に理解を深められます。今年は、基本を一から学ぶ「初めての立花正風体」や「初めての燕子花」の他、夏花材を使用して多彩な内容となりました。今回初めてとなる「指導者育成プログラム」が開講され、教え方だけでなく、手直しの方法や本部の制度を学ぶ講座もありました。
興味を持った方はぜひ次回チャレンジしてみてください。
受講生の声
A日程
「木がちの立花にチャレンジ」(西田永 教授)
・LINE登録をしてすぐに夏季講座の案内をいただいたことがきっかけで受講しました。親先生から立花を習えなくなったのですが、もっと立花を勉強したいと思い、受講しました。
初めて西田先生にご指導いただき、知識を深めるとともにとても楽しく学べました。立花入門カリキュラムを読むだけでは理解できない「なぜそうなのか」という部分や歴史的な経緯を教えてくださることでカリキュラムの行間を読み取ることができたので、納得ができました。また次回も受講したいです。
B日程
「初めての立花正風体」(笹山安文 准教授)
・現在在籍している専門科Aの授業で、笹山先生に立花を教えていただき丁寧で分かりやすかったので、受講しました。中研ではノートをとることに精一杯でしたが、今回は2日間で1作のため、先生の手元もしっかり見て勉強でき、満足しています。また笹山先生に次のステップの立花も教えていただきたいです。
C日程
「二代専好の蓮の立花と五色感をいかした夏の立て花」(森部隆 特命教授)
・海外からの受講。夏休みと夏季講座の日程が重なり受講しました。内容的に自分には難しいと思いつつ、受講資格の職位はクリアしているので、門戸が開かれているならチャレンジしたいと決めました。一つ一つ細かいところまで教えてくださり、先生ご自身の技術を存分に伝えてくださることに大変感動しました。少し無理をしてでもチャレンジすると、先生がご指導を通して新しい世界に導いてくださいます。皆さまにもぜひ受講をおすすめしたいです。
「指導者育成プログラム」(土屋郁剛 准教授)
・今年4月から学校華道の指導しているものの、きちんと伝わっているかが分からず落ち込んで帰ってくる毎日で、言葉のチョイスも含め学びたいと思い受講しました。
頭から零れ落ちそうなくらいたくさんの学びがあり、本部の制度も学べたので持ち帰ってきちんと整理して今後に活かしたいです。また指導に迷うときは受講したいと思いました。