イベントレポート
2019.06.13

上海支部10周年記念行事が開催されました

6月7日(金)から9日(日)まで、上海支部設立10周年記念行事が開催されました。池坊専永家元、池坊雅史事務総長と共に、日本各支部より門弟52名が参加しました。

6月7日(金)から9日(日)に、上海ワールドフィナンシャルセンター29階にある「雲間美術館」にて、池坊いけばなの展示を行いました。家元が上海の花材を使って立花新風体を飾りました。三浦友馨特命教授と倉田克史准教授が一対の松の古典立花をいけ、美術館の廊下のショーケースで、加藤碧玻特別嘱託講師が連瓶の作品と立て花を展示しました。中国と日本の門弟が合わせて100瓶の作品を披露し、上海随一のいけばな展となり、多くの観客を魅了しました。

6月7日(金)の午後、中国各地から75名の門弟が集まり、池坊雅史事務総長、三浦友馨特命教授、倉田克史准教授、加藤碧玻特別嘱託講師と共に、中国教授者会議に参加しました。池坊の方針と今後の中国での展望について報告し、参加者は盛んな意見交換ができ、有意義な会となりました。

6月8日(土)の午後、上海賀緑汀音楽ホールにて、家元は500名の観覧者を前に日本の文化、精神を紹介しながら、8作のデモンストレーションを披露。その後、三浦友馨特命教授は迫力のあるヒマワリを使い、3作のデモンストレーションを行い、舞台を明るく飾りました。また、日本の門弟による廻り生けも静かな雰囲気の中行われました。来賓の在上海日本国総領事館磯俣秋男大使、玉佛禅寺覚醒方丈を始め、観覧者は多彩で素晴らしい作品に感心していました。デモンストレーションの後、晩餐会が開催され、ツアーに参加した日本の門弟と中国の門弟とで親睦を深めました。190名の参加者は写真を撮りながら歓談し、にぎやかな雰囲気で晩餐会が終了しました。

6月10日(月)の夜、和豊邑講堂にて、三浦友馨特命教授、倉田克史准教授による一般人向けのデモンストレーションが行われました。100名の観覧者を前に、ユーモアの混じえた内容で、12作を披露し、楽しく池坊いけばなを紹介しました。

いけばなの行事の他、6月6日の夕方、家元、事務総長及び三浦友馨特命教授が上海三大寺院の一つである玉佛禅寺へ訪問しました。覚醒方丈と歓談し、大殿で三具足を供えしました。

今回の行事によって、中国の皆様に日本伝統文化のいけばなを紹介し、国境を越え、個性と多様性を尊重するいけばなの精神と心を伝え、日本と中国の友好を繋げました。

家元作品

三浦友馨特命教授作品

加藤碧玻特別嘱託講師作品

上海支部王盈支部長作品

会場玄関迎え花

立て花コーナー

開幕式

家元巡視

家元巡視

花展会場

花展会場

花展会場

中国教授者会議

家元デモンストレーション

家元デモンストレーション

三浦特命教授デモンストレーション

廻り生け

懇親会記念盾授与

懇親会

懇親会

一般人向けデモンストレーション

一般人向けデモンストレーション

玉佛禅寺訪問

玉佛禅寺訪問

この記事のシェアをぜひお願いします。